文章の推敲(見直し)はなぜ重要なのか?SEO効果、アクセスアップに大きく関係します。
アフィリエイトを始めた時、多くの方がぶつかる壁は何だと思いますか?
「みんなが魅力を感じるよう、上手に商品を紹介する方法?」
「読んでいる人が興味を持ってくれるような、面白おかしい文章表現?」
もちろん、こうした悩みもあるでしょう。
しかし多くのアフィリエイターさんがぶつかる壁は、文章センスやテクニックではなく、もっと根本的な問題。それは、「サイトへの訪問者を増やしたいけど、どうすればいいの!?」ということ。
つまり、そもそも書いた記事が読んでもらえない。PV(Page View)数を増やしたいけど、何をしたらいいのか、ということですね。
「PV数を増やすためには、SEOの専門知識が必要なのでは?」
「特殊なスキルがないと、サイトの訪問者って増えなそう……」
もしも、これまで上記のような印象で、PV数を上げる対策から目を背けてきたとしたら、今日はあなたの人生が変わる、大事な日になるでしょう。
PV数を伸ばすのにSEOの専門知識は少なからず必要ですが、世のアフィリエイターさんの多くは、もっとシンプルな問題を解決することで、PV数を飛躍的にアップさせているんです!
例えばそう、あなたが書いた記事を " ひと晩寝かせるだけ “ で、あなたのサイトを訪れる人数は一気に上がるかもしれません。
「ひと晩寝かせるだけなんて、そんなカレーみたいな感覚で!?」と思ったあなた。
この記事には答えを全て記載しているので、どうぞ読み進めてください。
目次
書いた文章を見直すと検索上位になりやすい?
あなたのサイトに多くの方を訪問させる方法は、いくつもあります。
そして、アクセスを増やすためのSEOも重要な項目の一つですね。もし、あなたがSEOについて何も分からない初心者の方ならば、ぜひこちらの記事を参考にしてSEO対策を行ってみましょう。
しかし、SEOの専門知識が必要なく、手っ取り早く「PV数を上げる」方法があるとしたら?
それでは、さっそく答えをお伝えしましょう。
それは、読者さんが「ためになった!」「読みやすかった!」と思えるような、記事のクオリティに仕上げることです。
実のところ、このポイントを意識するだけで、PV数には雲泥の差が生まれるでしょう。
ですが、なぜPV数を上げるためには文章を見直してクオリティを上げる必要があるのでしょうか?そもそも文章のクオリティとは一体、何なんでしょうか?
ここは世界最大手の検索エンジン、Googleが定める【良質なサイト】の中に答えを求めましょう。Googleが定める【良質なサイト】については、多くの項目が挙げられています。そのどれも大事なことなのですが、まずは今日から始められる内容として、一部を抜粋してみました。
- この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
- 記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
- 記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
- 記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
- ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
※googleウェブマスター向け公式ブログより抜粋:
https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html
このポイントがちゃんとクリアされていないと、Googleからは【良質なサイト】という判断がされませんし、実際にあなたも「読みたい!」と思わないのではないでしょうか。
そのため、ユーザーさんの心に響かない記事は淘汰され、検索上位に表示されにくくなる。そしてもっと「読みたい!」と思われる「価値ある情報」が検索でヒットするようになるわけですね。
この「順位」にこだわることが、PV数を上げること、つまりあなたの記事の訪問者に大きく影響してきます。
あるアメリカの企業が調査した結果では、Googleの検索順位が1位だったページのクリック率は約20%なのに対し、10位のページはわずか1.5%ほどという結果が出ているそうです。検索結果2位のページでさえ、1位のページの半分の10%しかクリック率がありませんでした。
このデータからいえるのは、PV数を獲得するためにはトップクラスの検索結果を目指す必要がある、ということになります。
この検索エンジンの仕組みを、覚えておいてくださいね^^
そしてここからは、PV数を上げるために大切な、記事のクオリティを上げる具体的な方法を紹介させていただきます。
推敲(すいこう)=記事のクオリティが上がる
ここで思い出してほしいのが、冒頭にお伝えした内容です。
これはもちろん、単純に寝て起きたら良い記事に進化する、というわけではなく、「書き上げた記事をひと晩置いてから推敲すると、良い記事になる」という意味になります。
「推敲」とは文章や詩を良くするために、何度も作り直したり、考えて苦心したりする、という意味の言葉です。
「推敲」と似たような言葉に「添削」「修正」「校正」「校閲」といった言葉がありますが、これはどれも「間違いを直す=マイナスをなくす」ということに重きが置かれます。
修正:不十分・不適当とされるところを改め直すこと
校正:誤字・脱字や送り仮名、文法などの誤りを正すこと
校閲:表記ゆれ、事実関係の誤り、不適切表現を正したり、文脈や内容に矛盾がないかを確認すること
これに対して「推敲」は、読みやすく洗練されたものにするため、文章を十分に吟味して練りなおすこと、つまり「さらに良い文章にする=プラスに向かう」というのが大きな目的です。
ようするに誤字脱字のチェックをしながら文章をさらにクオリティアップさせる、それが推敲という作業なんですね。
ひと晩寝かせて改めて読み直す必要性
さて、ここで新たな疑問が生まれます。
それは、なぜ、ひと晩寝かせると「推敲しやすくなる」のかということです。
実は、これは人間の感情・心理状態が関わってきます。それは「興奮状態」です。
あなたも経験があるかと思いますが、記事テーマを考え、情報を調べ、いざ執筆する。この時に、スラスラと言葉が出てきて筆がのり、一気に書き上げていくような感覚。達成感や満足度から、気分が良くなる瞬間ですよね^^
しかし、これは一種の「興奮状態」であり、普段よりも自信過剰、冷静な判断ができていない状態とも言えるんです。夢中で勢いのまま書いてしまう記事の中には、個人的な思考や思想が強い内容や、支離死滅な内容が紛れ込んでしまいがち。
しかも興奮状態はすぐに解消されませんから、このまま文章を読み直したとしても、「別に大丈夫そうだな」と確認のハードルが下がってしまい、過ちをスルーしてしまう可能性が非常に高いんです。
例えば、あなたも、こんな経験はありませんか?
深夜に好きな異性に、あまりにも痛いLINEやメールなどを送ってしまった……なんてことが。
朝になって読み返してみると、絶句してしまうような内容を見て「なんで自分はこんな恥ずかしい文章を書いてしまったんだ!?」なんて、後悔先に立たず。
アフィリエイトも同じく、ここが重要ポイントです。
どんなに自信のある記事が書けたとしても、最低でもひと晩は記事を寝かせて、改めて読み直してみてください。そうすれば、SEO的にも低レベルだと判定されない、良質な記事を提供できるはずです。
さて、それでは具体的に「ひと晩記事を寝かせる」と、どんな気づきがあるのでしょうか?
推敲で誤字脱字に気づける
PV数を上げるためにもまず気をつけたいのは、最低限クリアしたい「誤字脱字」ですね。
冷静な判断ができない状態で、書いた記事を再確認しても、言葉の漏れや誤りは発見しにくいもの。「見慣れた内容」となってしまっていて、誤字脱字に気づきにくくなってしまいます。
しかし、あなたの目がスルーしてしまっても、読者さんも、そしてSEO的にも、見逃してくれません。
先ほど紹介した通り誤字脱字はGoogleの【良質なコンテンツ】の考え方ではNGです。SEO対策の意味でも、必ず誤字脱字がない状態にしておきましょう!
日頃から誤字脱字をしやすい方、見逃してしまう方は「客観的な視点」を意識してみてください。もちろん単純に意識しましょう、と言われてもなかなか難しいもの。
だからこそ「見慣れた内容」となった文章を、頭を切り替えて再チェックするためにも、ひと晩寝かせて、頭をリセットしてから確認しましょう。そうすると、当日は気づけなかったような誤字脱字に気づけるようになります。
誤:こちらのページより商品の詳細をご覧ださい。
↓
正:こちらのページより商品の詳細をご覧ください。
誤:コミニュケーションが大事です。
↓
正:コミュニケーションが大事です。
特にカタカナの間違いは「あるある」なので、推敲する際には、改めて正しい表記を調べてみるといいですよ。
また、誤字脱字についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
推敲で新しい表現が生まれる。
ひと晩記事を寝かせたことによる効果は、誤字脱字に気づけるだけじゃありません。あなたのPV数をアップする、重要なポイントとして、表現力の向上も見込めます。
試しに、PV数が低い(推敲が完ぺきではない)過去の記事を、読み返してみてください。
同じ言葉ばかり使ってしまっている、なんてことはありませんか?
勢いに任せて書いていると、細かい表現を工夫できなかったり、同じ言葉や言い回しを連発してしまったり、表現が単調で一辺倒になることは珍しくありません。
これは、読者さんにもあまり良い印象を与えませんよね。
でも、ひと晩置くことで、執筆中には思いつかなかった表現をひらめくことがあるんです。
頭をリセットした状態で、記事を冷静に読み返してみると「よくよく考えたら意味が分からない」という表現も見つけやすいもの。また、頭が一度リセットされているからこそ、よりわかりやすい文章表現も思い浮かびやすいんですね^^
このように細かい調整を重ねていけば、読者さんにとって、より満足度の高い内容になるでしょう。
誤:
推敲を繰り返す習慣を身につければ、文章はもっと良いものになるでしょう。
そして、同じ言葉を繰り返すこともなくなり、誤字脱字もしなくなり、PV数も上がり、アフィリエイトの成果も変わってくるでしょう。
正:
推敲を繰り返す習慣を身につければ、文章はもっと良いものになるでしょう。
同じ言葉を繰り返す、誤字脱字に気づかない。そんな執筆から卒業できれば、自ずとPV数も上がり、アフィリエイトの成果も変わってくるはずです。
一つ目の具体例では、2文目が長く、同じフレーズも繰り返すために、内容がわかりにくいですよね。さらに文末が「でしょう」の繰り返しでリズムもあまり良くありません。
しかし推敲を行った文章は、伝えたいことを強調しながら、文章を調整することで得られる結果がわかりやすくなりました。推敲によって、さらに表現を模索するのは「慣れ」も必要かもしれませんが、意識して執筆と読み直しを繰り返していけば、必ずより良い文章になっていくはずですよ。
推敲したらもう一度最初から文書を読み直そう!
この推敲で一点だけ気を付けてもらいたいのは、頭がリセットされるため、部分的な文章の修正に走らないこと。
これは、単語、1フレーズが気になって直してしまうと、記事全体で見た時に乖離や齟齬がある内容になってしまう場合があるという点です。そのため推敲したら、必ず記事を最初から読み直すようにしましょうね。
最初のうちは推敲に時間がかかってしまうかもしれませんが【良質なコンテンツ】を書くためには、絶対に必要な作業です。
もちろん執筆し終えたら、1秒でもはやく記事を公開したい!という気持ちも非常によくわかります。しかし、スピードばかり意識してアフィリエイトの成約につながらないのは本末転倒ですよね。
記事を書き上げたら、まずはグッと興奮を抑えて「ひと晩寝かせるか」という意識にシフトチェンジしてみましょう。翌日、必ず気づきがあるはずです^^
おすすめの文章推敲ツール
それでは、最後に文章推敲に活用できるツールをご紹介したいと思います。
自分の目だけでは誤字脱字を見落としてしまうため、ぜひ、ツールをご活用いただき、誤字脱字のない読みやすい文章を作成していきましょう。
リライトマーカー
「リライトマーカー」はWebライターやWebサイト運営者のための、文章推敲・リライト用ツールです。
テキストボックスに文章を貼り付けると、多用・乱用されがちな注意語句がハイライト表示されます。
Novel Supporter
単語近傍探索や文末重複確認などを自動化できるツールです。
音声読み上げ機能(SAPI5)が付いているのもポイントです。
小説形態素解析CGI(β)
入力した文章を「形態素解析」してくれるツールです。
ひらがな・漢字のバランスや、形容詞・副詞の頻度などをデータで見ながら調整の参考に活用していきましょう。
word
ライティングの際に使っている人も多い文書作成ソフトの「word」には、「スペルチェックと文章校正」というものがあります。
作成のあとにこのボタンを押すだけで、文章をチェックし、なぜ間違っているのかというところまで一つずつ指摘してくれます。
まとめ
Googleから評価されるコンテンツは、検索上位という称号を得るとともに、多くの読者さんの目に触れることになります。
そうしてPV数が伸びれば、結果としてあなたのアフィリエイトの成約率もあがっていくことでしょう。
また、推敲のやり方に慣れてくると、記事を執筆している最中にも気づきが出てくるようになりますし、そうなれば自然と記事作成のスピードもアップして、良いことづくめですね!
ぜひとも「書き上げた記事を、ひと晩寝かせてから推敲」というプロセスを、あなたのアフィリエイト活動の中に組み込んでください。
そして、よりクオリティの高い記事作成に挑んでみましょう。