クッキー(Cookie)の仕組みとは?アフィリエイトでの注意点も解説します!
日頃、インターネットで検索をしていると、「クッキーがブロックされました」という表示がパソコン画面に出たことはありませんか?
「正直よくわからないけど、ブロックされたのだから、悪いものなんだろう。」
と、特に意識することもなく、そのまま現状放置している方は、ご注意ください!
クッキー(Cookie)はアフィリエイトをしていく上で、とても重要な仕組みなんです。
クッキーの存在を見落とし「まぁいいか」と放置していると、「報酬が発生しない」という最悪の事態が起こってしまい、頑張って書いた記事の時間と努力のすべてが水の泡になってしまう可能性があるのです。
そこで今回の記事では、アフィリエイターなら知っておかなければならない、クッキーの基礎知識と注意点、そして、その対策方法を解説していきます。
目次
クッキー(Cookie)について
クッキー(Cookie)とは、もちろんお菓子のことではありません。
クッキーとは、web上のあなたの行動を一時的に記録するシステムのことです。
例えば、遊園地に行ったとき、再入場をするために手の甲に光るスタンプを押されたことありませんか?じつは、それと同じような働きをWeb上で行っているのが、クッキーなんです。
あなたは今、当サイトであるマーケティングチャネルをご覧になっているわけですが、あなたがこのサイトにアクセスした瞬間に、もうクッキーはスタンプを押しているので、2度目の訪問の際にサイトがクッキーを受け取る時に「以前も来ている人」と認識されるんです。
また、オンラインサロンや会員サイトのように、IDやパスワードが必要なサイトには必ず「ログイン状態を保持する」というチェック項目がありますよね。
このときボックスにチェックをつけておけば、次回ログインする際にIDやパスワードを打ち込まなくても、サイトへログインできるようになりますが、これもクッキーのおかげなんです。
では、クッキーの大まかな仕組みを理解した所で、つづいてはアフィリエイトにどのように関係してくるのか?こちらについて解説していきたいと思います。
クッキー(Cookie)とアフィリエイトの関係
クッキーは再入場のスタンプのようなものと解説しましたが、アフィリエイト報酬の仕組みでも、このクッキーを認識しています。
例えば、あなたのブログやサイトにユーザーが訪れ、そのユーザーが商品や広告をクリックしたタイミングで、ASPからユーザー側のブラウザに対して、クッキーが発行されます。
つまり「あなたのサイトのリンク印」をユーザーが押されたことになります。そして、そのユーザーが会員登録や商品の購入を完了させたときに、そのクッキー情報が保持されていたら、成果としてカウントされます。
しかし、ユーザー側がクッキーを削除したり、無効化していたら、報酬は発生しなくなってしまいます。
あなたの記事を読んで、商品を魅力的だと感じて買ってもらったのに、報酬が発生しないのは、アフィリエイトをする上で致命傷ですよね。
注意点や対策方法は後ほど詳しく解説しますが、より深く理解していただくために、まずはクッキーの特性と概要についてお伝えします。
クッキー(Cookie)は2種類存在する
クッキーは、発行元が違う2つの種類が存在しているので、ここからは、それぞれがどう違うのかを解説していきます。
1st Party Cookie(ファーストパーティクッキー)
ファーストパーティクッキーとは、「ユーザーがアクセスしているドメイン」が発行しているクッキーのことです。
例えば、マーケティングチャネルを見ているならクッキーはマーケティングチャネルが発行します。
これがファーストパーティクッキーです。
ファーストパーティクッキーは訪問先のドメインが発行しているので信頼は高く、ブロックされにくい特徴があるため、精度の高いトラッキングや計測が可能になります。
※クッキーには、サイトの訪問履歴やログイン情報が記録されているため、それらを「個人情報の流出」と捉えるユーザーもいるため、ブロックされることがあります。
3rd Party Cookie(サードパーティクッキー)
サードパーティークッキーは、「ユーザーが訪問しているサイトとは別のドメイン」から発行されたものです。
サードパーティークッキーは、複数のドメイン間で共有することができるので、ネットの広告にはサードパーティークッキーが使われている場合が多いです。
サードパーティークッキーは複数サイトにまたがってユーザーの興味や行動を収集するので、ユーザーひとりひとりの興味に合わせた広告や情報を提示することができます。
ただ、サードパーティークッキーは、複数のサイトにまたがって情報が共有されるため、プライバシ保護の観点から、ネガティブな意見が出ています。
特に、Googleは2020年1月14日に、Chromeブラウザでのトラッキング用サードパーティクッキーのサポートを、2年以内に打ち切る計画を発表しているので、今後はあまり使われなくなってしまうかもしれません。
具体的な仕組みについて
ここからが、いよいよアフィリエイトに直接的に関係する、クッキー(Cookie)の解説ブロックになります。
そもそもクッキーのおかげで、私たちは快適にインターネットを利用できています。それは、「モノを買う側」や「サービスを受ける側」として便利になっただけではなく、アフィリエイトのような副業に関しても飛躍的に利便性が上がっています。
まずは、クッキーによってどんなことが快適になったのかを解説していきたいと思います。
インターネットが使いやすくなった
クッキーによって収集したデータは、ユーザーがさらに使いやすくなるための、サイト改善に使用されます。
先述したログイン情報の保存だけでなく、アマゾンなどのショッピングサイトで、購入履歴を元にした、おすすめ商品が表示されて、ユーザーの求める商品を素早く正確に提示することが可能になりました。
アクセス解析
アフィリエイトに関する身近なクッキーといえば、Googleアナリティクスなどを使った、アクセスの解析です。
ブラウザごとにユーザーを特定し、サイトに訪れた回数やサイト内での動き、成約にいたったかどうかなどを、誰でも測定することが可能になりました。
あくまでもブラウザごとのデータになるため、パソコンやスマートフォンなど、デバイスが変わってしまったり、検索ブラウザを変えてサイトを訪問されると、同じユーザーであっても別のユーザーだと認識されてしまいます。
こういった問題もあるため、取得した情報が100%正確だとはいいきれないのですが、IPなどの他の計測方法と比べると、クッキーを使った計測の方が精度は高く、参考情報としては十分に利用できるデータといえます。
リターゲティング広告
「リターゲティング広告」とは、一度サイトに訪れたことのあるユーザーに絞って、広告を狙い撃ちする手法のことです。
これにより、成約に至らずサイトを離脱したユーザーに対して、もう一度広告を使って働きかけることができます。
こういった購入導線を作ることも、ユーザーの動きを記録できるクッキーがあってこその広告手法となります。
クッキー(Cookie)は危険なのか?
クッキー(Cookie)はブロックされてしまうことがあるので、危険という認識の方もいるかと思います。
しかし、クッキーの仕組み自体に危険性はないので、ご安心ください。
むしろ、ここまで説明してきたように、私たちユーザーにとっては、メリットばかりと言えます。
確かに、ネット上の行動は記録されますが、基本的にサイトの改善や利便性の向上に使われます。
もちろん悪質な業者がゼロではないので、支払情報などの入力の際は、気をつけるべきなのですが、悪いのは「人」であって、クッキーではないので、ご安心ください。
アフィリエイトの報酬発生の仕組み
先程もお伝えしましたが、アフィリエイトにはクッキー(Cookie)が大きく関係しています。
アフィリエイトで報酬が発生する仕組みを簡単に説明すると、下記の図のようになります
あなたのサイトに訪れたユーザーが、リンクをクリックし、成約へと至る。
この導線はクッキーのおかげで追跡することができているので、広告主は、どのアフィリエイターにどれくらい報酬を支払えばいいのかがわかります。
つまり、アフィリエイトという副業自体が、クッキーのおかげで成り立っているということです。
そんなありがたいクッキーですが、有効期限が存在していたのをご存知でしたか?
そこで次のブロックでは、クッキーの有効期限と、その注意点について解説していきます。
アフィリエイトで気を付けるべき3つの注意点
例えば、あなたのサイトへやってきたユーザーが、販売ページにはアクセスしたけど、購入には至りませんでした。
しかし、商品のことが気になっていたユーザーは、3日後に直接販売ページを訪れ、そこから商品を購入しました。
この場合、あなたへの報酬はどうなるでしょう?
正解は、クッキー(Cookie)が残っていれば報酬が発生します。
ただ、クッキーが消えていた場合は報酬が発生しなくなるので、報酬をしっかり受け取るために、なにをどう注意すればいいのか、解説していきます。
有効期限に注意
クッキーの有効期限は、発行元が決めています。
Amazonなら24時間、楽天なら30日間です。
この有効期限を過ぎてしまったら、クッキーは無効になってしまうので、あなたのサイトからリンクをクリックしたユーザーには、なるべく早く購入してもらわなければなりません。
もちろん、もう一度あなたのサイトからリンクをクリックしてもらえれば、再度クッキーが発行されるので、ご安心ください。
先程もお伝えしましたが、クッキー有効期限は、アフィリエイトサービスを提供する側によって異なるため、契約しているASPのお問い合わせフォームから、必ず確認しておくようにしましょう。
では、弊社クロスリテイリングのFX教材をご紹介いただく場合の有効期限はというと、ほとんどのFX教材はインフォトップ様のアフィリエイトシステムを利用しておりますので、クッキーの有効期限は「30日間」となります。
そして、紹介のしやすい無料講座の場合、独自のシステムを使っているため、なんと有効期限が「180日間」もあるんです!
無料で紹介しやすいということもあり、あなたのアフィリエイトリンクをクリックしてから約半年間は報酬発生のチャンスがずーっとあるといえます!
※クロスグループの教材をご紹介いただくにはクロスリテイリングアフィリエイトセンターへの登録が必要です。登録はこちらからどうぞ!
クッキーの上書きについて
有効期限の次に注意すべき点は、クッキーの上書きです。
クッキーは、サイトをまたがるたびに上書きされていきます。そして、どんな状況だとクッキーが上書きされてしまうのか、具体例をご紹介します。
例えば「Aさん」「Bさん」というアフィリエイターさんが「超絶!ホラー映画大特集」という本をアフィリエイトしているとします。
ユーザーは最初、Aさんの記事を見て本が欲しくなり、アフィリエイトリンクをクリックしましたが、他の評判も気になったため、販売ページから離脱して、再度検索し訪問した、Bさんの記事も読みました。
「やっぱりこの本はおもしろそうだ!」とわかったため、今度はBさんのアフィリエイトリンクをクリックして、そこで購入しました。
この場合だと、Aさんに報酬は入らずBさんに報酬が発生します。
これが、クッキーの上書きです。
では、上書きされないためには、どう対策をしていくべきか?
それは、記事内で「限定性」をアピールすることです。
「限定性」をだすことで、今すぐ買わないといけないとユーザーに思わせることができるので、クッキー(Cookie)の上書きを防ぐことが可能です。
他にも、購入者の実際の声を掲載することで、「他のレビューが気になる」という、サイトを離脱する原因をあなたのサイト内で解消することも可能になるはずです!
クッキーの削除
クッキーの削除は、ある程度の知識があるユーザーに限定されるため、めったにないことだと言えますが、あなたのアフィリエイトリンクをクリックしたあとに、ユーザーがクッキーを削除してしまうと、当然ながら報酬が発生しません。
ただ、クッキーを削除するかどうかは、ユーザー個人の判断になるので対策が難しいように思えますが、これは意外と簡単に対策することができるんです。
それは、あなたの紹介で購入する「メリット」を伝えてあげること。つまり、あなた専用の特典を用意して、その魅力をアピールしてあげることです。
例えば弊社の教材では、下記のような特典があったりしますね。
その2『~最短で稼げるトレーダーになるための 3つのコツ~』
その3『~自動売買で利益を上げる方法とは~』
こうしたアフィリエイターさん専用の特典は、売りやすくなるだけでなく、ユーザーにクッキー(Cookie)を削除されることを防止することにも貢献してくれます。
どんな商品をアフィリエイトするか、それを決める時にはこういった、専用特典の有無を判断材料に入れてみてください!
クッキー(Cookie)についてのまとめ
クッキー(Cookie)についての解説はいかがでしたか?
本日の内容を簡単にまとめると、下記のようになります。
- クッキーは「通行スタンプ」のようなもの
- 保存されたクッキーを読み取って報酬が発生する
- 有効期限、上書き、削除に注意する
クッキー(Cookie)を理解しているか、していないかでライティングやサイトのデザインにも工夫の違いがでてくるはずです。
クッキーはアフィリエイトをしていくうえでは欠かせない、必ず覚えておくべき重要な要素の一つであることは間違いありませんね。クッキーを理解し、効果的なアプローチから報酬へと繋げていきましょう!
それでは、ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
今日の記事が少しでも、あなたのお役にたてれば幸いです。