リスティング広告のNGキーワードについてと、SEOとの併用

「リスティング広告って最近よく聞くけど、難しそう…。」
「リスティング広告ってなに?」
「リスティング広告を使ってみたい」
この記事では、このようなお悩みを持つ方に向けて、わかりやすいようにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
また、リスティング広告と同じく検索ユーザーを集めるのに、「SEO」があります。
SEOについても本記事にまとめているので是非ご覧ください。
◎本記事の大切なポイント
- リスティング広告の理解
- リスティング広告との「NGキーワード」について
- リスティング広告とSEOの違い、併用
目次
1.リスティング広告の理解
リスティング広告の魅力は、いつでもだれでも気軽にスタートができるところです。
さらに、キーワードや文章も自由に設定できます。
こちらの記事では、リスティング広告を活用するための基礎的な知識を紹介していきます。
リスティング広告とは何か
リスティング広告とは、ユーザーが検索したワードに合わせて表示されるテキスト型広告のことです。
この広告はユーザーが何か情報を知りたい時に表示されるため、明確なサービスや商品を求めているユーザーにアプローチができます。
リスティング広告は画像や動画を使用できるディスプレイ広告と異なり、テキストのみの広告です。
なので、いかに短い文字数の中で有効的にユーザーの心に訴えかけるようなサービスや商品をアピールできるかがカギとなってきます。
広告媒体
リスティング広告が掲載される媒体は「検索エンジン」になります。
具体的には、「Google」「Yahoo!」です。
両社ともそれぞれ強みはありますが、Google広告から始めることをお勧めします。
おすすめな理由としては、使いやすいデザインと、データ分析を行えるからです。
テキスト概要
テキストは、「タイトル・リンク先URL・説明文」の三つの要素で構成されています。
広告文には文字数の制限が設けられています。
そちらについては、下記のGoogle公式記事を参考にしてください。
費用(クリック課金×入札価格)
クリック課金とは、ユーザーが広告をクリックして初めて料金が発生する仕組みのこと。
広告を掲載しているだけでは費用がかからないため、コストを最適化しやすいです。
掲載の順位
人気の高い検索キーワードは、表示できる広告以上の掲載希望があります。
そこで、どの広告を優先するかの判断基準は、「入札価格」と「広告の品質」によって決まります。
もちろん高い金額で入札するほど、掲載される可能性は高まります。
しかし、「広告の品質」も評価基準になります。
広告の品質は、広告のクリック率、検索キーワードと広告の関連性、広告とサイトの一貫性などがあります。
品質を上げることができれば、入札価格を安くできるので、結果的に費用を抑えることができます。
2.リスティング広告の「NGキーワード」について
NGキーワードとは、出稿が禁止されているワードです。
主にアフィリエイト広告を行う場合の重要なツールになります。
この「NGキーワード」に気を付けないと、報酬が0になったり、予定の配信が遅れてしまったり、場合によっては、ペナルティを受けてしまったりすることも……。
そこで今回は、NGキーワードを避けて、戦略に応じた最適なキーワードについて紹介します。
NGキーワード
会社名や、商標名などといった広告主が独自に設定しているものは使用してはいけません。
公式サイトと誤認させる文言も同様です。
広告文だけでなく、URLにも紛らわしい表現は入れないようにしましょう。
キーワードによっては、著作権で守られている場合もあるので、侵害するような文言も使ってはいけません。
Googleなどの審査に通過できないことや、無用なトラブルに発展する恐れがあるので気をつけましょう。
NGキーワードの言いかえ
具体的な商品名を使用するのではなく、「よく眠れる魔法の枕」のような商品のジャンルを書くのがお勧めです。
悩みの解決を表すキーワードを使いましょう。
例えば睡眠サポート商品であれば、疲れが取れない人や、眠れない人に向けて、「よく眠れる、疲れが取れる、10秒で眠れるのいいとこどり!」といった解決キーワードを使いましょう。
ユーザーの購入意欲が高い時は、おすすめ、評判、口コミなどのユーザーに近い人のリアルな声を書くことで、興味を持たせやすくなります。
出稿時の注意
出稿するときに気を付けたいのは、古い情報を掲載しないことです。
理由としては、各企業はサービス改善に努めているからです。
キャンペーンや料金体系などはリニューアルがあるので、常に新しい情報を更新していく必要があります。
また、誇張表現は避けたほうが良いでしょう。
広告主のWebサイトを確認して、正確な情報を掲載してください。
ユーザーのために、根拠がない最上級は使用しない方がよいです。
加えて、商品やサービスと関係ない内容は出稿してはいけません。
なぜなら、ユーザーにとって役立つコンテンツを発信しなければならないからです。
広告クリックと遷移したページが関係ないと、ユーザーにとっては役に立ちませんよね。
なお、NGキーワードを自社サイト等で利用する分には問題ありません。
「NGキーワード」リスティング広告を運用していく上で必要な知識となります。
リスティング広告を行う場合はルールを守り、NGキーワードを除外して広告運用を成功させましょう。
3.リスティング広告とSEOの違い、併用
リスティング広告とSEOは仕組み自体が違います。
両方を理解することに加えて、組み合わせることで大きな効果を期待できます。
一言で言い表せば、コンテンツでユーザーを集めるのがSEO、広告でユーザーを集めるのがリスティング広告です。
SEOは、検索したユーザーの目的に適していると検索エンジンが判断したウェブ上のコンテンツのことで、リスティング広告は、クリック課金型の広告で、広告費をかけて検索結果に表示させるものです。
両者の良い点と悪い点がこちらです。
リスティング広告 | SEO | |
---|---|---|
良い点 | 即効性が早い 顕在層へのアプローチが可能 コントロールしやすい |
費用がかからない 検索意図や疑問に合わせたアプローチ 資産として残せる ブランディング効果がある |
悪い点 | 費用がかかる 認知拡大には不向き |
即効性が低い 必ず購入までは至らない |
施策内容は違うものの、ユーザーからすれば、二つとも同じ検索結果なので、相乗効果を狙うとよいでしょう。
SEOとリスティング広告のどちらかを選択するのではなく、目的ごとに使い分けて、併用していくことが、最も効率的です。
リスティング広告で成果の出ている広告文やキーワードの結果をSEOに活用します。
広告文は最適化を行う過程で、テストを繰り返します。
それによって、ユーザーが何を求めているか。どこを強調するとよいか。という根本的なニーズを深堀します。
さらに、反応の良いキーワードでコンテンツを作成し、自然検索の増加を狙いましょう。
中長期的に効果が望めるSEOに合わせて、短期的に効果が望めるリスティング広告に取り組むことで、効果を最大化することができます。
まとめ
リスティング広告について理解して、自身に合った施策を使い分けましょう。
SEOとの併用により、効果が最大化できるよう、どちらにも注力することがベストです。
今回の記事を読んで、リスティング広告に興味を持っていただいた方がいたら、ぜひ下記のリンクから始めてみましょう。