ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とは?メリットと具体的な活用方法について解説します。
この記事では、アフィリエイトと相性抜群な「ダイレクトレスポンスマーケティング(Direct Response Marketing)」というマーケティング手法について解説していきます。
こうやって名前だけ聞くと「名前が長いし、なんだか難しそう」と身構えてしまいがちですが、実はそんなに難しい話じゃありません^^
国内外問わず数々の企業が、ダイレクトレスポンスマーケティングを使っているほど、ポピュラーで非常に効果の高い手法なんですね。
「ブログを更新しているけど、思ったように利益につながらない」
「もっと多くの集客をするためにはどうすればいいんだろう」
「集客、アクセスはあるけど収益がぜんぜん伸びない」
こんな悩みを抱えているアフィリエイターさんほど、ダイレクトレスポンスマーケティングの効果を感じられるでしょう!
この記事では、ダイレクトレスポンスマーケティングのいろはを完全網羅できるようになっているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とは
ダイレクトレスポンスマーケティング(Direct Response Marketing)とは、DRMと省略される、マーケティング手法のひとつです。
- Direct : 直接
- Response : 反応
といった英単語の意味からも想像できるように、「直接的な反応をしてくれたユーザーさんに対して行う広告、マーケティング手法」のことを指します。
有名なところだと、通信販売を想像してみてください^^
テレビCMや広告で興味を持って問い合わせてきたお客さん(商品に興味を持った見込み客)をターゲットにセールスを実施していますよね。
実は、あなたがやっているブログやアフィリエイトも、ダイレクトレスポンスマーケティングと同じ原理なんです。
例えばこのマケチャンであれば、あなたを含めた多くの読者さんがGoogleやYahoo!などの検索エンジンを通じて、マケチャンにたどり着いていますよね。
そのことからも、
この記事なら自分の知りたいことがわかりそうだ!=「クリックする」
こういった反応(レスポンス)を行っているので、この記事に訪れた方は一人ひとりが【見込み客】状態といえるんですね^^
こうやって考えてみると、ダイレクトレスポンスマーケティングは、私たちの身近の色んな所で使われていると感じられますよね。
ダイレクトレスポンスマーケティングの歴史
そんなダイレクトレスポンスマーケティングという手法が確立されたのは、今から100年ほど前、1920年頃のアメリカです。当時は小売店を拡大する方法として、物販業界で広く使われていました。
それ以降、見出しやキャッチ・コピー、広告文の作り方が研究されるようになり、有力なマーケティング手法として幅広い分野で使われるようになり、日本で普及し始めたのは1990年代頃になります。
当時は資金量、労力が共に少ない中小企業でよく使われ、DM(ダイレクトメール)の送付やテレアポなどをきっかけに、資料請求(ユーザーからのレスポンス)を促す手法が人気でした。
現在では、全国展開をしている大手企業などでもダイレクトレスポンスマーケティングが積極的に取り入れられ、いたるところで派生した方法でセールスが行われています^^
ダイレクトレスポンスマーケティングのメリット
ダイレクトレスポンスマーケティングの最大の魅力は、費用対効果の高さです。
費用対効果とは、労力や金額などの費用に対して、どれぐらい効果があったかを計る指標のことになります^^
従来の不特定多数にセールスを行う「マスマーケティング」とは違い、ダイレクトレスポンスマーケティングは「興味・感心」を持っている人をターゲットとしているので、人数は少ないものの成約する可能性が高い見込み客が集まることになります。
そして、その見込み客だけにセールスを行うので、無駄な広告費や労力を抑えられ、費用対効果が高くなっていく…という仕組みなのです!
インターネットとの相性が抜群に高い
また、ダイレクトレスポンスマーケティングは、インターネットを活用することで、相乗効果が見込めます。
その代表的な例がアフィリエイトです^^
例えば、ブログアフィリエイトであれば、一度ブログを構築して記事を作成してしまえば、後は毎月数千円のコストを支払うだけで、商品について検索している世界中の見込み客にセールスができます。
先ほど、ダイレクトレスポンスマーケティングの歴史でも紹介した、DMやテレアポといった方法で促さなくても、インターネットを使えば24時間、365日ほったらかしで良いわけですから、かなり費用対効果が高いですよね。
その他にも、メールマガジンを使ったアフィリエイトであれば、ステップメールと呼ばれる自動送信の仕組みを使えば、メルマガに登録した人へ自動でセールスをすることも可能です。(後ほど、メルマガを使ったテクニックもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください^^)
このようにインターネットとダイレクトレスポンスマーケティングの組み合わせは、もはや王道のマーケティング手法と言っても、過言ではないでしょう。
ダイレクトレスポンスマーケティングで重要な「Life Time Value」
ダイレクトレスポンスマーケティングは、「集客」「教育」「販売」「ファン化」の4つのステップで構成されています。
例えば、「無料お試しセット」を提供している「ドモホルンリンクル」はすごくわかりやすい例です^^
<集客>
テレビCMを見て興味を持った見込み客に電話をかけることを促し、無料お試しセットを請求させる。
<教育>
電話でのやりとりで、見込み客の不安を解消しながら、新たな商品の必要性を伝えていき、無料おためしセットで効果を実感してもらい、今後もこの商品がほしいという気持ちを高める。
<販売>
無料お試しセットを使い終わる頃を見計らって、製品版のセールスを行う。
<ファン化>
購入後も定期的に有益な情報を届け、新しい商品の購入、もしくは一度購入した商品をリピート買いしてもらう。
このようにステップを構築することで、商品を買い続けてくれる優良なリピーターさんへ育てることができます。
そして、この4つのステップで最も重要なのは、販売した後のファン化です。
マーケティングには、「Life Time Value」(ライフタイムバリュー)という言葉があり、「お客さんが生涯に渡って支払い続ける金額」を高めることで、少ない労力で大きく安定した利益が狙えると考えられています。
先程の解説からもわかるように、新規の見込み客を集めて、教育、販売とステップをふむよりも、ファン化した人にリピート買いしてもらうほうが、圧倒的手順が少なく労力や資金がかかっていないですよね。
つまり、ダイレクトレスポンスマーケティングをする上で、販売までの動線だけでなく、販売後のファン化に向けた施策も用意しておくことも重要になります。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の手法
ここからは、前述した「集客」「教育」「販売」「ファン化」という、4つのステップを元にアフィリエイトでダイレクトレスポンスマーケティングの考え方を活用する方法をご紹介していきます。
「集客」:関心を持ってくれる人(見込み客)を集める
ブログでもメルマガでも、まずは相手がいなければ始まらないですよね。そのためにも、まずは見込み客を集める必要があります。
しかし、あなたと同じようにアフィリエイトで稼ぎたいと考えている人はネット上にごまんといるので、見込み客に自分を選んでもらえるよう強烈にアピールしなければなりません。
すでにブログをはじめている人は、見込み客を増やすためにアクセス増加を目指してみましょう!
以前公開したこちらの記事では、アクセスを劇的に増やす7つのテクニックを解説しています。
あなたも取り組みやすいテクニックがきっと見つかるはずですので、ぜひご覧くださいね。
すでにメルマガをはじめている人は、開封率に注目してみてはいかがでしょうか。
せっかく優良な情報を書いていても、メルマガを開いてもらえなければ情報を受け取ってもらえないですよね。
そこで注目してほしいのが、メルマガの件名です。
この記事では、思わず開きたくなる件名を例文つきで解説しているので、ぜひ参考にしてください!
また、メルマガ以外にも、もっと身近に情報発信ができるSNSも集客に欠かせないツールの1つです。
ブログやメルマガとは違い、SNSは双方のやり取りや拡散力が強いので、新たな見込み客を集めるのにかなり有効な手段なんですね^^
そんなSNSをアフィリエイトで活用する方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
この他にも様々な集客方法がありますが、まずは上記の記事を参考に集客アップを目指してみましょう!
「教育」:あなたのファンを増やす
いくら集客ができていたとしても、記事を最後まで読んでもらえなかった!一度はメルマガ登録してくれたのに、気がついたら配信解除されていた!
こういった悩みを抱えているアフィリエイターさんも多いかと思います。
興味を持った見込み客の心をつなぎとめるためには「教育」、つまりあなたのファンになってもらう必要があります。
そして、ダイレクトレスポンスマーケティングにおいて「教育」は非常に重要な段階です。
「この人からの情報はタメになるな~」「メルマガの配信が待ち遠しいな~」
このように感じてもらえたら、あなたが発信する情報を喜んで受け取ってもらえますよね^^
つまり、あなたのファン化を進めることで、アフィリエイトの成約率も大幅に変わってくるんです!
ファン化と言ってもその方法は様々ですが、一番手っ取り早く効果を得たいなら文章の書き方を変えてみてはいかがでしょうか?
実は、「読み手の興味を湧かせるおもしろい文章の書き方」にはある程度のパターンがあって、それをマネするだけで人は「面白い!」と感じるんです。
詳しい書き方については、こちらの記事でチェックしてみてくださいね!
「販売」:アフィリエイトの成約につなげる
ファン化が完了したらいよいよ「販売」です。これは2つ目の「教育」段階がしっかりしていれば、それほど難しく考える必要はありません。
あなたのファンになって、情報を求めている方に対して、案件を紹介するような段階になりますが、販売では最後のひと押し、商品を購入した先で得られる未来(ベネフィット)を訴求していきましょう。
「これによって、自分の生活が変わるかもしれない!」「これがあれば、自分の悩みは解決するんじゃないかな!?」
このように思ってもらえれば、もう成約は間違いありません!
見込み客に購入後の未来をイメージさせるベネフィットを伝えるコツは、こちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください^^
「ファン化」:定期的な情報発信
商品を買ってもらって終わりではなく、購入者に二度、三度と新しい商品や、同じ商品をリピート買いしてもらうために定期的な情報発信はマストで取り組みたいですよね。
情報発信の手段の1つとしてオススメしたいのがメルマガです。
ブログを1記事書くよりも少ない労力で、手軽に情報を発信できるメルマガは、購入後のアフターケアや新規商品のお知らせなど、様々な使い方ができます。
まだメルマガをはじめていない方や利用する価値を感じられない方は、ぜひ一度こちらの記事をご覧ください。
メルマガを使うメリットを、きっと理解していただけるはずです^^
そして、メルマガを使っているけどいまいち成果が出ていないとお悩みの方には、こちらの記事がオススメです。
こちらの記事では、メルマガで稼ぐための具体的な方法を詳しく解説しています。
ただメルマガを配信するだけじゃなく、読者さんとの信頼関係の構築(ファン化)を進めるためのテクニックが盛りだくさんなので、ぜひご覧くださいね!
ダイレクトレスポンス マーケティングの考え方は、営業に近い
ここまでの解説を読んで「ダイレクトレスポンスマーケティングは難しそう」と思っている方がいるかもしれませんが、それは全くの誤解です。
ダイレクトレスポンスマーケティングの本質は分析思考ではなく、相手に行動を促すためのマーケティングなので、相手の気持ちを考えることが一番大切なんですね。
- どうやったら商品の存在を知ってもらえるだろうか?
- どんな件名にしたらメールを開いてくれるだろうか?
- どんな言葉をかけたら購入に踏み切ってくれるだろうか?
こういった細かなところまで考えることで、少ない費用で多くの成約を得られるわけです。
イメージとしては、営業マンの思考に近いですね^^
どうしたらサンプルを受け取ってくれるだろうか?
こうした、相手の気持ちを考えることが、多くの成約を獲得する第一歩です。
報酬を獲得することばかりに目が行きがちですが、読者さんとの信頼関係を築いていくことを意識してみましょう!そう考えると、ブログ1記事、メルマガの1通たりとも無駄にできませんよね^^
終わりに
いかがだったでしょうか。
マーケティング手法と聞くと難しいイメージがあった方も、この記事を通じてアフィリエイトに役立つ知識だということに気づけたことでしょう。
特にダイレクトレスポンスマーケティングは、アフィリエイトでも応用しやすい手法です^^
これまでアフィリエイトの成約に伸び悩んでいた方も、ダイレクトレスポンスマーケティングの考え方、ひとつずつ実践してみれば結果が大きく変わってくると思いますよ!
ぜひ、ダイレクトレスポンスマーケティングで、長期的に安定して稼げるアフィリエイトを目指しましょう!