断定表現は危険?誇大広告を避ける正しい使い方~アフィリエイト編~

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あなたは大丈夫?断定表現と誇大広告のリスクと対策

アフィリエイトは競争相手が多く、商品を売るにも一苦労。

少しでも他のアフィリエイターさんと差別化を図るため、ついつい魅力的なワードや断定的な表現を取り入れてしまう気持ちはとてもよくわかります。

しかし、実はその発想、とても危険な傾向なんです……!

例えば、「ついに登場!絶対に誰でも無敗で1億円を稼ぐ必勝投資法」というコピーを思いついたとしましょう。

誰でも無敗、つまり「1度も負けることなく1億円を稼げる」と読み取れるこのコピーなら、多くの人の心を奪えるかもしれませんね。

このようなコピーは多くの注目を集め、成約率のアップになるかもしれませんが、同時にあなたが背負うリスクも大きくなります。

それは、ここに挙げたコピーが「断定表現」・「誇大広告」のリスクを含んでいるからです。

アフィリエイターとして長期的に稼いでいきたいなら、マーケティングの知識やテクニックだけでなく、ルールを覚えることも重要です。

そこで今回は、「断定表現」「誇大広告」を思わず使ってしまわないための情報をしっかりお伝えします!

ぜひこの記事から正しい「断定表現」の使い方を覚え、「誇大広告」に潜むリスクを避けて、盤石なアフィリエイト方法を身につけましょう^^

断定表現、誇大広告とは

断定表現、誇大広告についてのイメージ

そもそも断定表現とは、いわゆる「必ず〇〇できる」「100%~~やれる」といった、効果や性能を保証した表現のことを指します。

上の例文で出した「絶対に誰でも無敗で1億円を稼ぐ必勝投資法」という部分です。

このような表現を見たユーザーさんは「この投資法なら必ず1億円を稼げるんだ」と、効果が約束されているように読み解いてしまいます。

あなたが紹介するものの効果が”必ずできる”という根拠がある場合は、断定の表現を使っても問題はありません。

しかし、その根拠がない場合は虚偽の記載という扱いになってしまいます。

このように効果や性能を必要以上に大げさに表現し、誤認させる広告を「誇大広告」と言います。

誇大広告は断定表現の他にも、「史上初」、「一番」などの最上級の表現と言われているものや、「一生」「永久的に」などの効果や性能が永続的にあるような表現も含まれます。

商品の価値を根拠もなく過剰に高めた広告は、目にした人に対して、明らかに誤った認識をさせることになります。

ではこのような広告を使った際に、どのようなリスクを負うことになるのでしょうか。

誇大広告の危険性

誇大広告の危険性のイメージ

日本には「景品表示法(景表法)」という広告の表現を規制する法律があり、「不当表示の禁止」という項目で、データや表示に関して厳しく規制されています。

例えば、冒頭に出てきた「絶対に誰でも無敗で1億円を稼ぐ必勝投資法」というコピーでは、先ほど振り返ったように「断定表現」が含まれてしまっていますよね。

この効果を実証できるデータがないと景品表示法違反になり、最悪の場合、氏名と違反行為の内容が公表され、罰金や今後のアフィリエイト活動の禁止など厳しい措置を取られる可能性があります。

もし、ここまで罪を問われないとしても、読者さん側としては「騙された」という意識が強く残るため、あなたのファンはどんどん離れていきますし、ネットで悪評が広がり新規の読者さんの獲得が難しくなるでしょう。

どちらにせよ、今後のアフィリエイト活動での収益を見込めなくなる、といっても過言ではありません。

しかし、だからといって断定的な表現を使わず、決まり文句だけでアフィリエイトしても、なかなか読者さんの心に響く紹介ができませんし、個性がほとんど感じられないものになってしまう可能性もあります。

そこで続いてのセクションでは、オーバーな表現や断定的なフレーズに頼りっきりにならない文章、これを作るコツを解説していきます!

魅力的なワードや断定表現の使い方

魅力的なワードや断定表現の使い方のイメージ

良いものを「良い!」と上手に伝えるためには、何も大げさに言うだけが手法ではありません。

ここでお伝えしているテクニックはほんの一例ですが、今日から使うこともできますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

断定する場合はその根拠を載せる

例:絶対に誰でも”無敗”で1億円を稼ぐ必勝投資法
  ※検証期間(〇〇年◯月から〇〇年〇月まで)
  ※無作為に選定された100人が検証して100人が無敗で1億円を稼げました

上記のようにデータの根拠や検証時の条件をきちんと明示することで、断定している根拠が読者さんから見ても明確になりますよね。

当然ですが根拠となるデータについては、適当に数字を入れたものや明らかに根拠が乏しいものではなく、信用できるものでなければいけません。

例えば、アフィリエイトする商品のページに掲載されている公式の検証結果や、実際にあなた自身が実験、検証したデータなどを使うと、説得力が一気に増すでしょう。

前後の文脈から意味をしっかり汲み取る

例:勝率98.8%!ほぼ無敗で1億円を目指せる投資法

先ほどの「根拠」とも似ているのですが、「無敗」「1億円」という強いキーワードは残しつつ、その根拠となる「勝率」を添えたり、「確実に稼げる」とは断定しない表現にしてみたり……といった工夫がされています。

覚えておいてほしいのは、仮にあなたがアフィリエイトをする商品ページで、上記のキャッチコピーを目にした時、「無敗で1億円か~」と安易に判断しないでほしい、ということ。

その前後にある文脈を読み飛ばして、実際には上記の表現だったものを、あなたのブログ記事やメールで「無敗で1億円の投資法」などと短縮して書いてしまうと、途端に誇大広告となってしまいます。

もし、このようなコピーを見た際は、一つひとつのワードばかりに注目するのではなく、前後の文脈も読み取って、断定表現や誇大広告にならないよう注意していきましょう。

あなたの感想や発言に置き換える

例:無敗で1億円を稼ぐこともできると思います。

このように魅力的なワードを使ったとしても、「〇〇でしょう」「〇〇だと思います」「〇〇のような〇〇」というように、あくまで一個人の感想として伝えることで「個人の感想なので、効果を実証するものではありません」という表現ができます。

ちょっと付け足すだけ、と思えば非常に便利ですよね。

しかし、あまりにもこの表現を多用してしまうとあなた自身の言葉の重みも薄れてきてしまうので、使いすぎないように注意しておきましょう。

まとめ

今回は、誇大広告と思われないためのテクニックとして、断定表現を中心にお伝えしてきました。

記事の中でも触れましたが、断定表現そのものがダメなのではなく、しっかりとした根拠もなく使ってしまうことで、読者さんを騙してしまうことには細心の注意を払わなければいけません。

また、断定表現だけでなく、他にも商品の良さを伝える方法はたくさんありますので、ぜひいろいろな表現を使ってみてくださいね。

商品の良さを見せながら工夫をこらす方法として、当マーケティングチャンネルでも以前、読者さんの心を掴む誇張法について紹介しました。

表現の幅が広がり、より魅力が伝わる文章を書けるようになると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね!

また、アフィリエイトで長期的に利益を獲得するには、目先の利益にとらわれず、読者さんと長期的な信頼関係を築くことが大切です。

ぜひこの記事で学んだことを意識して、あなたのアフィリエイトに役立ててくださいね!