【SEO対策】noindexの効果とは?注意点と設定方法も合わせて解説します!
あなたはアフィリエイトでSEO対策をしていますか?
「SEO対策が必要なのは分かっているけど、何をすればいいのか分からない」
「対策はしているのに、なかなか結果が出ない」
そんな方にぜひ試していただきたいのが、今回解説する『noindex(ノーインデックス)設定』です。
重複コンテンツや内容が薄い質の低いページがGoogleにインデックスされるということは、サイト全体の評価を落とすことにつながります。
その対策として、質の低いページにはnoindexを設定すれば、サイト全体の評価を下げるのを防ぐことができるんです!
そうすることで、質の高いページだけが評価され、サイト全体の価値も上がり、結果的に検索の上位に表示されやすくなる効果があります。
そこで今回は、SEO対策にもなるnoindexの設定について徹底的に解説していきます。
作業自体は1分ほどで終わるものなので、この機会にサイトの見直しをしてサイトの評価を上げていきましょう!
目次
noindex(ノーインデックス)とは何か?
そもそもnoindexが何なのかを説明していきましょう。
まず、index(インデックス)というのは、Googleなどの検索エンジンのデータベースに含まれて、検索されるようになること。そして、noindex(ノーインデックス)はそれとは逆の効果があり、ブログなどのページをnoindexに設定すると、そのページはGoogleの検索対象から外され、評価対象からも外されることになります。
そこで、SEO対策の一貫として、あまり質が高くないページを評価対象から外し、上質なページだけをGoogleに見てもらえるようにすれば、全体的にブログの評価を底上げすることができるので、SEO対策として非常に効果が高くなるんです!
なお上記の裏付けとしてGoogleからも以下のような発表があります。
低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。
低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。
noindexを分かりやすく理解するには、恋愛している人の3段階の心理をイメージしてみるといいでしょう。
これを置き換えると、「Googleには上質なページだけをインデックスしてもらいたい」となります。
【ステップ2】実は部屋が汚い、服を脱ぐとお腹が出ているなどのマイナス部分は隠したい
これは、「サイトの質が高くない部分はnoindex設定して見られないようにしたい」ということ。
【ステップ3】そうすれば好きな人は、自分に好意を持ってくれるはず!
これは、「そうすればGoogleは、サイト全体の評価を上げてくれる」という意味になります。
上記はあくまでもイメージですが、まとめると、悪い評価が下りそうなページにはあらかじめnoindexを設定しておくことで、Googleから低評価をされるのを防げるということです!
noindexタグを使うのはどんな時か?
noindexタグとは、サイト内のページをインデックスさせないために使うタグのことですが、具体的にどんな時に使うのかを解説していきます。
主に以下のようなページにはnoindexタグを使用しましょう。
- お問い合わせページ
- 会社概要
- プライバシーポリシー
- 特定商取引法上の表記
- 企業理念
これら「ユーザーにとっては価値がないが運営上に必須となる情報」に対して、noindexを設定しておけば、サイト全体の価値を落とすことなく、評価を相対的にあげることができます。
また、雑多なタグページやカテゴリーページ、自動生成されたページなども、基本的にはnoindexタグを使用することをおすすめします。
そして、会員限定など特定のリンクを知っている読者さんにしか見せたくないページもnoindexタグを設定すれば、Googleの検索結果から情報が流出することを防ぎ、読者さんからの信用低下を防ぐこともできるんですね。
お金を払ったコンテンツや、自分にしか見ることができないはずの情報が、検索結果に表示されていたら信用がなくなるので、そういう事態を未然に防ぐためにもnoindexタグを活用しましょう!
アクセス数が低い記事もnoindex設定すると良い!?
ブログの記事数が多いサイトはSEO上で有利ですが、なぜか記事数は多いのに検索で全くヒットしないケースもあります。
そんな時は、“質の低い記事”がサイト内にないかをチェックしましょう。サイト内で質が低い記事を見つけるには、アクセス分析を使うと便利です。
具体的には、グーグルアナリティクスなどを使って分析期間を半年ほどに設定し、各ページの検索エンジン経由の流入数をカウントする、というやり方ですね。
半年で1件も流入がない記事は基本的に質の低いページと判断しましょう。
ちなみに、アクセス分析で分析期間を半年に設定する理由は、分析精度をあげるためです。1ヶ月程度の短い期間ですと、2~3ヶ月に1回程度の少ない流入があるページも質の低いページ群として判断されてしまうんですね。
そして、質の低い記事を見つけ、そのページをnoindex設定すれば、サイト全体の評価が上がり検索上位に表示されやすくなります。
また、noindexを設定する以外にも、質の低い記事に対する対策としては、『他の似たような記事と統合してリライトする』という方法もあります。
サイト内に似た内容の記事が2つ以上あれば、それらを書き直して(リライト)新しい1つの記事として公開するのです。ただし、この方法はサイトの記事数が多ければ多いほど作業が大変になるので、取り組む前に、現実的に可能かをしっかり考えましょう。
ブログ記事のリライトについては、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
あるいは、『記事そのものを削除してしまう』というのも、質の低い記事に対する対策です。
記事数が少ないのであれば、リライトして記事として残したほうがいいですが、ある程度記事があるのであれば、いっそ削除してしまうのも一つの方法ですね。
noindexの設定の仕方
ここまでnoindexを設定するメリットなどを紹介しましたが、ここからはその設定方法についてお伝えしていきます。といっても作業自体はとても簡単で、わずか1分ほどで終わる作業です!
noindexを設定したいページのソースコードである【HTMLのhead要素】に以下のmetaタグを記述します。
上記のように、簡単な1行のコードを埋め込むだけで完了することができ、これによりGoogleの検索結果にインデックスされることを避けることができます。
ちなみに、ワードプレスでブログを書いていれば、記事公開ページの下から簡単にnoindex設定が可能です。
この方法を実践するには「All in One SEO」というプラグインをインストールして有効化するだけでOK。ワードプレスユーザーの方は、ぜひ導入して使ってみてくださいね!
noindex設定時の注意点
noindexの設定はとても簡単なのにも関わらず、SEO対策ができてしまう優れものですが、注意点もあります。
主に2つのポイントがあるので、それぞれ解説していきますね。
1.noindexを設定するページはできるだけ少なくする
noindexを設定するページは最小限に抑えましょう。
なぜなら、noindexを設定したページへのアクセスは、インデックスされているページに比べてとても少なくなるからです。
それはつまり、サイトへの総アクセス数が少なくなるということ。
アクセス減少を最小限に抑えるためにも、本当に必要なページにだけnoindex設定をしましょう。
2.クローラーの巡回を制限するときはrobots.txtを設定する
noindexと似たような指示を出す「robots.txt」という設定があります。
noindexとrobots.txt、それぞれの指示の違いは以下の通りです。
- noindex:クローラーは巡回させ、インデックス設定はしない
- robots.txt:クローラーは巡回させず、インデックス設定はする
ちなみにクローラーとは、Webサイトを巡回し集めた情報をGoogleのデータベースに登録(インデックス)するプログラムのことです。
robots.txtはサイトの中でクローラーに巡回して欲しいページだけを指定し、効率的にインデックスすることを目的に使われることが多いんですね。
注意したいのは、両者を併用するとき。
例えば、robots.txtでクローラーの巡回を止めているページに、後からnoindexを設定してもクローラーに発見されることはありません。
すると、いつまでたってもnoindexの指示がGoogleに伝わらないという事態になり、想定とは違う結果が生まれてしまいます!
気をつけないと、このような行き違いが起きてしまうので注意しましょう。
ちなみに、マケチャンにはクローラーについて詳しく解説している記事もあるので、良かったら併せてチェックしてみてくださいね。
インデックスされているページの確認方法
それでは続いて、インデックスされているページの確認方法をお伝えします。
現在のインデックスされているページ数を確認するには、「Search console」を使いましょう。Googleで“サーチコンソール”と検索すれば出てきます。
サーチコンソールを開いて、左メニューにある「 Google インデックス ⇒ インデックスステータス 』とクリックすれば、以下のように、インデックスされているページ数の推移を確認することができます。
また「site:」をサイトURLの冒頭に付けてGoogleで検索すれば、すでにインデックスされているページが表示されるので、ページを一覧形式で確認することができます。
例えばこのサイト、「マーケティング・チャンネル」のインデックスされたページを確認する場合は「site:marketing-cross.com」と入力して検索するかたちです^^
上記の確認をすることで、サイトのインデックス状況を確認することができるため、闇雲にインデックスさせるのではなく、低品質とされるページが表示されていないかを適宜確認していってくださいね。
初心者がすべきSEO対策
マケチャンには、noindexの設定以外にも、SEO対策について解説した記事が多数あります。
例えばこちらの記事は、アフィリエイトをする上で押さえておきたいSEOの基礎知識を網羅的に解説しています。
アフィリエイトのSEO対策【入門編】といったイメージですね。そしてこちらの記事は、「ブログ記事のタイトル」にフォーカスしたSEO対策法について解説しています。
SEO的に有効な記事タイトルを決める際に役立つ、6つのテクニックを厳選してお伝えしているので参考にしてください。
最後にこちらの記事ですが、「キーワード選定」についてピンポイントで解説しています。
読者さんがブログ記事にたどり着くために、検索エンジンでキーワードを入力して検索することが多いので、キーワード選定はかなり重要。ぜひこちらもご覧くださいね。
終わりに
今回はSEO対策にもなるnoindex設定について解説してきました。
「ユーザーにとって不要だと判断されるページ=Googleから低評価が下る可能性があるページ」に関してはしっかりとnoindexを設定する必要があります。
気づかないところでページの評価を落としている可能性もあるので、不要なページがないかサイト全体を確認することや、ユーザーからの信用低下を防ぐことができるので、この機会にしっかりと確認、設定をしてサイトの価値を高めてください。
ただし、noindexを設定し過ぎると、サイトへのアクセスが減ってしまうので、今回の記事でお伝えした対策方法も参考にしてくださいね!