ハリウッド映画から学ぶストーリーライティング構成術。アフィリエイトとの相性抜群です。

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紹介する商品の記事やステップメールを書き続けるアフィリエイターさんがそろって口にするのは、「ストーリー作りが難しい!」というお悩みです。

ストーリー性を持った文章は読者さんの共感を得られやすく、成約までの導線をスムーズなものにしてくれます。もちろんアフィリエイトにも抜群の効果があることは以前の記事でもご紹介しました。小説のような文章が書けなくても、身の回りの出来事や自分の体験談を上手くふくらませるだけで、読者さんに楽しく読んでもらえる記事を書くことは十分可能なんですね。

と言う分には簡単ですが、

・いざストーリーテリングに取り組んでみても、なかなかうまく書けない・・・。
・最初の一文字が浮かばないまま、時間だけが過ぎていく・・・。
・テーマも決めた、構成も決めた、そして主人公も決めたのに、実際に書き始めてみるとどうしても挫折してしまう・・・。

と、さっそくつまづいてしまう人がほとんど。
実はその原因、最初の「きっかけ」がないからなんです!

そこで今回は、「ハリウッド映画」で使われているストーリーテリングの手法を大公開しちゃいます!

「え、ハリウッド映画で使われている手法がアフィリエイトに応用できるの?」
そう思われるかもしれませんが、実はこれが効果てきめんなんです。

ライティングの手法をまとめているサイトは世の中にたくさんありますが、このハリウッド式ストーリーテリングをご紹介するのは当マケチャンが日本初かもしれません!どうぞ最後までお読みいただければと思います。

「ハリウッドスタイル」とは

まずは、普段あなたが書いている記事の文量を数えてみてください。短い記事で安定したアフィリエイトができている方というのは、それほど多くありません。一生懸命商品の紹介をしようとすればするほど、記事はどんどん長文化していくのが一般的な傾向です。

こうなると書き手が疲れてしまうのはもちろんですが、読み手も途中で飽きてしまって、せっかくの努力も報酬につながらなくなってしまいますよね。長い記事というのは、基本的に読んでもらえないんです。

ハリウッド映画は2時間もあるのに飽きない

一方で、ハリウッド映画の長さは基本的に2時間前後のものが多いです。現在公開中の『スターウォーズ/最後のジェダイ』は2時間半くらいありますし、過去に大長編として話題になった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズはいずれも3時間に迫る超大作です。

こんなに長い作品なのに、観客が最後まで飽きずに映画を楽しんでいるというのは、実はすごいことだと思いませんか?それはハリウッド特有の物語構成「ハリウッドスタイル」を使っているからなんです!

「ハリウッドスタイル」の構成とは

まずは大まかな全体像をお伝えしますね。「ハリウッドスタイル」は、以下のような構成から成り立っています。

オープニング:登場人物や舞台を紹介する
プロットポイントⅠ:「事件①」が起こる
ミッドポイント:「事件①」がひとまず解決し、物語が整理される
プロットポイントⅡ:「事件①」の余波を受けて「事件②」が起こる
クライマックス:「事件②」が解決する
エンディング:物語のその後を描く

ただ、これだけでは全然イメージが掴めないと思うので、具体的な物語を例に挙げながら、これらのポイントを解説していきますね!

とあるミステリー映画の物語

田舎町で探偵をしている主人公。
彼には親友であり、ライバルでもある刑事がいました。
(オープニング:登場人物や舞台を紹介する)

ある日、町で殺人事件が発生!
主人公とライバル刑事は現場で鉢合わせします。
ここから、主人公と刑事の推理対決がスタート。
(プロットポイントⅠ:「事件①」が起こる)

調査を進め、ついに犯人を突き止める主人公。
しかし犯行の裏では、実は黒幕が糸を引いていたのです。
そしてその正体は、ライバル刑事だった・・・。
(ミッドポイント:「事件①」がひとまず解決する)

真相に気付いた主人公に、緊急の連絡があります。
なんとライバル刑事が、主人公の妻を連れ去ったというのです!
ここから主人公による、妻の救出作戦がスタート。
(プロットポイントⅡ:「事件①」の余波を受けて「事件②」が起こる)

ついに対峙した主人公とライバル。
なぜ事件を起こしたのか、なぜ妻をさらったのか。
二人の感情がぶつかり合い、一対一の対決が繰り広げられます。
(クライマックス:「事件②」が解決する)

戦いに勝利し、妻を取り戻す主人公。
ライバルは逮捕されますが、主人公とは和解します。
そしてまた明日から、探偵としての日々が始まるのです。
(エンディング:物語のその後を描く)

これが「ハリウッドスタイル」の具体例です。とてもシンプルな流れですが、ストーリーとして成立していることが分かると思います。

『アベンジャーズ』や『トランスフォーマー』のようにハラハラドキドキなアクション映画はもちろん、『美女と野獣』、『ラ・ラ・ランド』のようなミュージカル作品まで、ほとんど全てのハリウッド映画にはこの構成術が使われているんです。

ライティングへの応用編

それではこの構成術を、あなたがアフィリエイト記事を作る際に応用するにはどうすればいいのか。重要なポイントを一つずつ解説していきますね。

ストーリーは「事件」から始まる!

①オープニング
まずはオープニングで、登場人物や舞台の紹介がありました。これはライティングなら、自己紹介ということになります。

・こんにちは、○○です。××をしています。

このように簡単なものでも構いませんが、ご自由にアレンジして書かれるアフィリエイターさんが多いので、読者さんに親しみを持ってもらえるようなユニークな自己紹介にあなたも挑戦してみましょう!また、オープニングを飛ばしていきなり本題に入ってしまう方法も、マンネリ打破になるので時には効果的です。

②プロットポイントⅠ
今回の記事で一番重要な項目でもあります。

物語は、プロットポイントⅠで「事件①」が起こることによって本格スタートします。この「事件」というのは、殺人事件や事故などの大規模なアクシデントである必要はありません。「普段の日常生活から逸脱した出来事」であれば、何でも事件になります。

例えばいつもはコンビニで買い物する人が、今日はスーパーに行ってみた。これも「事件」です。たまたまスーパーに立ち寄ったら、そこの可愛い店員さんに一目ぼれしてしまった。ここから恋愛ドラマが始まる訳ですね。

他にも、

・旅行に行った
・親戚が遊びに来た
・イベントに参加した
・一冊の本に出会った
・昔の同級生からLINEが来た
・謎の転校生がやってきた
・突然女子高生と入れ替わった

このような出来事が、全て「事件①」になります。毎日の平凡な日常生活の繰り返しの中からは、ストーリーは生まれない。それが「ハリウッドスタイル」の考え方です。
そしてこの「事件」は、ライティングにおいてあなたの書き出しのきっかけになります。

どんなストーリーを書こうか、ただ漠然と考えていても筆は進みませんよね。でも、日常に潜む「事件」をとらえれば、文章は簡単に書き始めることができます。

例)
・先日、こんなメールが来ました。
・今朝ゴミを出そうとしたら、カラスの集団に襲われました。
・うちの猫が珍しく、膝の上に乗ってきました。

一見アフィリエイトの記事とは関係ない、どうでもいい書き出しのように思われるかもしれませんが、騙されたと思って一度「事件」から書き始めてください。自分でもびっくりするほど、スラスラと記事を書き始められるはずです!

ミッドポイントで話題をアフィリエイトに切り替える!

③ミッドポイント
中盤のミッドポイントでそれまでの話題が整理され、新たな「事件②」に向かって物語は動いていきます。例に挙げた探偵の物語でも、前半の推理対決と後半の救出作戦という、全く異なる物語同士をつなぐ役割を担っていましたね。

ミッドポイントには「事件①」から続く内容にひとまず区切りを付けて、話題を切り替える作用があります。そのためアフィリエイト記事の場合は、ここで本格的な商品の説明に向けて舵を切るとよいでしょう。

とは言え、それまで関係のない話をしていたのに、いきなり商品の紹介に入るというのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、「事件①」からミッドポイントに入るまでを問題提起パートにして、「その解決策としてこういう商品があったらいいなと思った」という流れにしてしまう方法です。

具体的には・・・

例)
○プロットポイントⅠ
・先日こういう「事件①」がありました。
(事件の具体的な説明をする)

・そのせいで、私はとても困ってしまいました。
(自分の感じたこと、不満点、問題点を書く)

○ミッドポイント
・だから、それを解決するためにこういう商品があればいいのにと思いました。
(理想的な解決策や、商品の理想像を書く)

○プロットポイントⅡ
・するとそれから間もなく「事件②」が起こり、出会ってしまったんです。
 私の問題を解決してくれる商品に!
(ここで初めてアフィリエイトする商品を登場させる)

・なんとその商品は○○で××で・・・
(商品のメリットを紹介する)

このように、「事件①」の問題を解決する商品像について一旦整理をすることで、プロットポイントⅡである「商品との出会い」を劇的に演出することができます。たかが橋渡しのミッドポイント、されどミッドポイント。エンタメ性の強い前半と、アフィリエイトをする後半部分をスムーズにつなげられれば、売り込まれている感が少ない文章になるんです。

新たな「事件」をきっかけに商品の紹介スタート!

④プロットポイントⅡ
こちらは既に例で出してしまっているので簡単に解説しますが、「事件①」の流れを受けた「事件②」が発生するポイントです。

アフィリエイト記事の場合はやはり「商品との出会い」や、「新たな商品メリットの発見」を「事件②」として書き始めるのがおすすめです。ここでのポイントは、体験談ベースで具体的に書くこと。単に「インターネットで見つけた」とか、「知人に紹介された」というだけでなく、どんな状況でその商品と出会ったかを詳細に書くことで読者さんの想像力と興奮が高まります。

例)
・電車で隣に座ったイケメン大学生が使っているのを見て、ハッとした
・横断歩道で立ち往生していたおばあちゃんを助けたら、お礼にくれた
・あるサイトを開いたら、うちの猫が異様に鳴き始めたのでおやっ?と思った

このように、具体的な状況をしっかりと書くことで「事件」感が高まり、読者さんにも面白く読んでもらえます。そこから商品の特長や、使うことで得られる効果・メリットなどをどんどん書いていきましょう!

⑤クライマックス&エンディング
アフィリエイト記事にとってのクライマックスとは、商品リンクを踏んでもらうことに他なりません。そしてもちろん、その商品を使い始めてからどうなったのか、というストーリーの結末(エンディング)も語るようにしましょう。「事件①」が起こった頃と比べてどれだけの変化があったのかを具体的に書くと、商品のメリットや得られるベネフィットが際立ちます!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した「ハリウッド式ストーリーテリング」は、2時間の映画でも観客が飽きないように編み出された構成術です。これをライティングに応用すれば、読者さんを文面に釘付けにすることが可能になって、さらに効果の高いアフィリエイトを行えるはずです。何しろこの方法は扱う商品を選ばないので、弊社クロスリテイリングのFX教材をアフィリエイトしていただく場合であっても、そのまま使うことができます!

「ストーリー性って難しい・・・」
あなたはずっとそう思われていたかもしれませんが、今はこの方法を試したい気持ちでいっぱいなのではないでしょうか?

・ストーリーは「事件(きっかけ)」から始まる
・物語をアフィリエイトに切り替えるのは中盤から
・商品との出会いも「事件」として書き始める

この単純な法則が、あなたのライティング速度とクオリティを劇的に変えてしまうはず。ぜひ今日から実践してみてくださいね。

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。