ブログで”ターゲット”と”ペルソナ”の設定はなぜ重要なのか?メリットと注意点も解説します。
アフィリエイトをしていると、メールやブログなど様々な場面で文章を書くことがたくさんありますよね。そんな中であなたが、特に意識していることはありますか?
「伝えるべき情報をとことん突き詰めて考える!」
「書き方を工夫してアクセスアップを目指す!」
などなど、意識しているポイントは人それぞれだと思います。ただ、もっと基本的でとっても大事……なのに、人によってはなかなかできていない要素があるのを、あなたはご存知ですか?
それは、「誰に向けて書くのか」ということです。
せっかく記事を書くなら、できるだけ多くの方に見てもらいたいですよね。しかし、その気持ちが先行して万人に向けて記事を書いてしまうと、メッセージ性が薄れて、想定していたよりも読まれない……というパターンに陥ってしまうことがよくあります。
そんな悲しい事態を防ぐためにも、「ターゲット」と「ペルソナ」を設定してから書くことが重要です。
そこで、今回はなぜ、「ターゲット」と「ペルソナ」の設定が重要になるのか?アフィリエイトで稼ぐために必須項目といえる、こちらの内容についてメリット、そして注意点も含めて徹底的に紹介します!
目次
ターゲットとは
まず最初はターゲットについてお伝えします。
ターゲットとは、あなたが書いたメールやブログなどを読む読者さんのことで、あなたがアフィリエイトで取り扱うと決めた商品を購入する方が、まさにターゲットとなります。
ターゲットを分かりやすく説明すると、年齢や性別などのユーザーさんの情報をまとめ上げ、「30代独身男性」「女子大に通う文系の学生」など、商品購入者を想定することです。このようにターゲットを設定するだけで、読者さんが求めている情報やサービスがより明確で具体的になっていきます。
逆にターゲットを定めないと、「こういう人もいるはずだ、でもああいう人もいるよね」と、あらゆるニーズに応えようとしてしまいます。
すると、メールやブログ記事に一貫性がなくなってしまい、結局何を伝えたいのか分からないものができあがってしまうんです。これではせっかく書いても伝えたいことが伝わりきらないので、成約にもなかなかつながりません。
だからこそ、アフィリエイトをしていく上で、始めにターゲットを設定し、誰に向けて書くのかを明確にする必要があることを覚えておきましょう。
ターゲットを設定する3つのメリット
ターゲットを設定する理由は「メールやブログ記事に一貫性が生まれる」ということだけではありません。他にもメリットがあるので、1つずつ解説していきますね。
メリット1:ネタ切れ防止につながる
ターゲット設定とネタ切れ防止が結びつかない方もいるかもしれませんが、意外とここは関係が深いんです。
というのも、同じ商品をアフィリエイトするとしても、ターゲットが変われば抱えている悩みも変わるので、その分だけ記事やメールを書くことができます。
少しイメージしにくいと思うので、具体例を挙げて解説しますね!
例えば『ウォーターサーバー』をアフィリエイトするとして、ターゲットが「オフィスへの導入を考えている経営者」か、「家で利用しようか悩んでいる主婦」とでは、書く内容も変わってくるはずです。
前者はオフィスで働く社員の満足度を上げたいのでウォーターサーバー導入を検討しているかもしれません。あるいは、来客があった際にオフィスの見栄えを良くして、いいように思われたいという気持ちから検討している可能性もあります。
一方で後者は、買い物でミネラルウォーターを買ってくるのを手間に感じていて、楽がしたいと思い、ウォーターサーバーを探しているかもしれません。
このように、同じ商品をアフィリエイトするにしても、ターゲットが変わると記事やメールで書く内容も変わります。
つまり、ターゲットに合わせた記事を細かく分けて書くことができるので、それだけ書くネタを増やすことができ、ネタ切れ防止につながるわけですね。
メリット2:記事の質が上がり、SEO対策にもつながる
ターゲットをしっかり定めてメールや記事を書くと、読者さんのブログ滞在時間が長くなり、検索エンジンからも評価され、結果的にSEO対策にもつながります。
例えば、あなたが何か欲しいものがあって、ネットサーフィンをしている場面をイメージしてみてください。
万人ウケを狙って書かれたような、表面的な知識や情報しか載っていないブログと、あなたが求めている情報のかなりディープなところまで書かれているブログがあったら、どちらを見たいと思いますか?
当然、後者ですよね。読者さんも山のようにあるネット情報の中から、より自分が求めていることについて詳しく書かれているブログを選びます。
ターゲットを設定すれば、記事でどんなことを書くべきかが絞られるので、読者さんの心をグッと掴むような質の高いものに仕上げやすくなります。
記事の質が上がれば読者さんのブログ滞在率が長くなるので、検索エンジンからの評価も高くなり、あなたの記事が上位表示されるというメリットがありますよ。
結果、上位表示されることで、より多くの方にあなたの記事が見られるのでアフィリエイトの報酬アップも期待できます!
メリット3:成約率アップが見込める
また、ターゲットを設定すれば、メールや記事への関心が高い読者さんが集まりやすくなります。
「これは自分が求めているものだ!」という心理状態の読者さんが集まれば、アフィリエイトの成約率も高くなります!
なぜなら、万人向けのメールや記事をたくさん書くよりも、しっかりターゲットを絞ったものを書いたほうが訴求も強くなり、悩みを解決する商品ということを理解してもらえるので、自然と成約率は高くなっていきます。
そして、結果的にアフィリエイト報酬も多く受け取れることに繋がっていくのです。
効率的にアフィリエイトをするという観点から考えても、ターゲットを設定するのは重要な要素の一つになります。
ペルソナとは
ターゲットを設定するとメリットがたくさんありますが、「でも、ターゲットはどれくらい明確に設定すればいいの?“30代男性”くらいでいいのか、もっと具体的にしたほうがいいのか分からない」と思う方も多いでしょう。
そこで役に立つのが、『ペルソナ』です。
ペルソナとは、読者さんの潜在的な欲求をさらに深く理解するために、より詳細な人物像を設定したものです。
具体的には「一人の架空の人物」を想定し、そのプロフィールや趣味、価値観など、詳細に設定していきます。
記事を書く時はテーマや構成など、いろいろと考えることは多いと思いますが、出来る限り、最初の段階でこのペルソナを明確化しておきましょう。そうすることで、読者さんにグサッ!と突き刺さる文章が書きやすくなるんです。
逆に、ペルソナを明確にしておかないと、誰に向けて書いているのかわからない、どっちつかずな記事になってしまう可能性が高くなってしまいます。
例えば、Aさんという一人のペルソナを設定すると、読者さんをより具体的にイメージできるようになります。
例えばあなたがFX教材をアフィリエイトするとして、ターゲットとペルソナをそれぞれ設定すると、以下のようになります。
30~40歳、男性、会社員、旅行好き
【 ペルソナ 】
斎藤一志、38歳、男性、会社員
埼玉県在住、一軒家のローンの支払い中
妻(34歳)、長男(6歳)、長女(3歳)の4人家族
仕事は技術職で忙しく、平日は22時過ぎに帰宅することが多い。年に4回ほど家族で旅行するのが楽しみで、国内のメジャーな観光地はほぼ全て行ったことがある。
海外旅行にも興味があるが、今の収入では出費が痛いことに悩んでいる。そうして新しい副業を探しているうちに「FX」にたどり着いた。
ペルソナを設定するメリット
それでは、ターゲットをより深掘りしてペルソナを設定すると、どんなメリットがあるのでしょうか。1つずつ解説していきますね。
メリット1:訴求内容が明確になる
まず考えられるメリットの1つは、「訴求内容が明確になる」です。
ペルソナは架空の、そして特定の人物像なので、設定すると何を伝えるかが明確になります。
1人に向けてメールを1通書こうとすれば、内容は明確になりますが、逆に、100人に向けて同じ内容のメールを1通書こうとすれば、具体的なことは書きにくくなり、表面的な薄い内容になってしまうでしょう。
「明確なことを書くと、ほんのわずかな読者さんにしか響かないんじゃない?」と思うかもしれませんが、ペルソナのニーズを満たす文章を書くことで、その後ろにいる多くの読者さんのニーズを満たすことにつながるので、良い結果につながっていくでしょう。
メリット2:読者さん視点で商品やサービスを考案できる
また、ペルソナを設定すれば、「アフィリエイトする商品やサービスには読者さんにとってどんな魅力があるか」が見えやすくなります。
「自分がそのペルソナの立場だったら、どんなことが書かれていれば欲しくなるかな?」と考えることで、新しい切り口で商品やサービスの魅力を見つけやすくなるんですね。
“ お客様目線を大事にするべき ”という言葉は、様々なところで聞いたことがあると思いますが、アフィリエイトにおいてこの視点に立つには、ペルソナを設定することです。結果、成約に繋がりやすく、読者さんに刺さる文章が書けるようになるでしょう!
ペルソナの設定方法
それでは次に、ペルソナの設定方法を解説していきます。以下の5つのステップに分かれています。
ステップ2:見せ方やスタイルを考える
ステップ3:1と2を活かせる「理想の読者さん」をイメージする
ステップ4:「理想の読者さん」をリサーチする
ステップ5:「理想の読者さん」の特徴をまとめる
まずはステップ1ですが、自分と商品の強みとしてはどんなことがあって、その強みを活かしてできることを考えましょう。また、商品の特徴をピックアップすることで、より深く魅力を伝えられるので必ずやってくださいね。
そこがクリアになったら、ステップ2として自分がその商品をどんな風に読者さんに紹介したいか(アフィリエイトしたいか)を考えます。例えば、動画を通じて自分の声で商品の魅力を伝えたいのか、文章を通じて伝えたいのか、などですね。
そしてステップ3では、どんな読者さんだったら1と2で考えたことが響くのか、あなたがアフィリエイトする商品を買ってくれそうな「理想の読者さん」をイメージしましょう。
イメージして終わりではなく、ステップ4で理想の読者さんは世の中にいるのかをリサーチしてください。SNSやヤフー知恵袋などで検索するとリサーチしやすいのでオススメです!
注意点としては、いきなり具体的にペルソナを考えようとしないで、自分や商品の強みはどんなポイントで、どんな読者さんだったらその強みがうまく刺さるかを考えるということです^^
また、ステップ5で読者さんの重要な特徴をまとめる際は、必ず「どんな悩みを抱えているか」を挙げておくようにしましょう。この悩みの部分がペルソナの肝になるので、覚えておいてくださいね。
ペルソナ設定でつまずいたら・・・
どうしてもペルソナ設定がうまくできない場合は、『昔の自分』を思い出してみましょう。
昔の自分は何がしたくて、何ができなくて、何に迷って、何が欲しかったのか。こういうことを箇条書きでもいいので書き出してみて、少しずつ具体化してみてください。
生身の人間であるあなたがかつて抱えた悩みは、他の人も同じように抱えている可能性が高いです。うまくいかなければ、昔の自分を救ってあげるイメージでペルソナを設定していきましょう!
ペルソナを設定する際の注意点
それでは次に、ペルソナを設定する際に注意すべきことを解説していきます。大きく分けて2つの注意点があるので、順番に紹介しますね。
注意点1:主観や思い込みを入れないようにする
ペルソナ設定の上でやってしまいがちな間違いは、『自分の思い込みを入れてしまう』こと。
自分が持っているイメージや想像からペルソナを設定してしまうと、本来の読者さん像とはかけ離れたものが生まれてしまいます。そうなれば、なかなかアフィリエイトの成果にも結びつきません。
「たぶんこの商品を買う読者さんは、こういう趣味を持っているはずだから・・・」などと思い込みでペルソナを設定するのはやめたほうがよいです。
頭の中でペルソナをイメージするのも大切ですが、イメージができてきたら口コミサイトやSNSなどでデータを集めて、客観的な目線も取り入れてから最終的に設定するのがオススメです。
くれぐれも主観や思い込みだけでペルソナを設定しないように気をつけてくださいね。
注意点2:実在しそうな「一人だけ」イメージして設定する
もう一つありがちな間違いは『ペルソナを複数設定してしまう』こと。
もしもペルソナを複数設定してしまうと、訴求するポイントがぶれてしまうので、必ずペルソナを設定する際は、実在しそうな一人だけをイメージして設定しましょう。
例えば、カメラのアフィリエイトを行う際のペルソナが、
・すでに数台持っていて、特に夜景をきれいに撮れる一台を探している読者さん
・初めての一台で、バランス良く様々な機能を搭載しているものを探している読者さん
こちらのの両方だと、文章が中途半端なものになってしまいます。
そうならないためにも、ペルソナを設定する際は、実在しそうな一人だけをイメージするように意識してくださいね。
ペルソナ設定後、アフィエイトの成約へと結びつけるために
ペルソナを設定できたら、なぜその商品やサービスがペルソナの悩みを解決できるのか、その理由を具体的に示してあげることで、成約へと結びつきやすい記事にすることができます。
例えば、先ほどの『ペルソナとは』で取り上げた「斎藤一志さん」というペルソナに、FXの教材をアフィリエイトすることを想定してみましょう。
教材B 「リスクを抑えて、資産を毎年コツコツと2倍にする投資方法」
上記のように2つの教材があった場合、あなたはどちらを斎藤さんにアフィリエイトしますか?
奥さんとお子さんが2人いることを考えると、「家庭の安定も大切なので損を出したくない、でも海外旅行に行けるだけのお金がないのは嫌だと考えている人物像」が見えてくるので、リスクが高い教材Aよりも教材Bのほうが響きそうですね。
では、教材Bが斎藤さんの「損を出したくない」という悩みを解決し、「海外旅行に行けるだけのお金がない」という不満を解消できるのか、その理由を考えていきます。
こちらも例えばですが、B教材なら徹底的に資金管理を学べて、この教材から学んだ人は数年で資産を2倍、3倍にしている、といった風にB教材の強みをアピールしていく感じはどうでしょうか。
さらに、ペルソナの「旅行に行きたい」といった願望に対して、B教材で安定的に稼いで、自由に旅行へ行けるようになった人の体験談などが紹介できれば、さらに魅力的な記事にすることができるんです。
ちなみに、言葉選びをペルソナに合わせると、より成約に結びつきやすくなります。
斎藤さんであれば38歳の会社員なので、「やばい」「エモい」などの若者が使う言葉は避けて、ある程度しっかりした言葉を意識して使うことで、信用を得られる可能性が高くなりそうですよね。
ちょっとしたテクニックですが、こういうポイントも意識するとより成約につながるはずです。
ただ、ペルソナを設定して記事を作成していくと、どうしてもネタが尽きてしまうこともあると思います。そんな時は「ネタ切れ解決に役立つ5つの対処法と書き方のコツ」について解説しているこちらの記事を参考にしてみてください!
ターゲットとペルソナのまとめ
今回はターゲットとペルソナについて、お伝えしてきました。
私たちを取り巻く環境の変化が激しく、ライフスタイルも今までにないくらい多様化している現代。ペルソナを設定することはアフィリエイトを成功させたいなら、とても重要なポイントになるでしょう。
そして、同じくらい重要なのが、ペルソナの土台となるターゲットをしっかり設定することです。
冒頭でもお伝えした通り、「何を伝えるか」に気を取られすぎて「誰に向けて書くのか」は、意識しているつもりでもできていないことが多いです。
ぜひ今回の記事を参考に、あなたのメールや記事を届ける相手である読者さんを具体的にイメージして、ターゲットとペルソナを設定してみましょう。アフィリエイトの成約率が一気に引き上がっていくと思いますよ!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。次回の記事も楽しみにしていてくださいね!