カクテルパーティー効果って?マーケティングでの活用方法とアフィリエイトでの実践編を徹底解説
家庭用のパソコンだけではなくスマートフォンの急速な普及も手伝って、"情報過多"と言われるほどの時代になりました。
いつでも気軽に情報収集ができて便利だというメリットもありますが、アフィリエイトを実践しているあなたなら、情報が溢れているこの時代で「読者さんの興味を引くにはどうしたらいいのか」と悩んだこともあるはず・・・。
そんなあなたにぜひ知ってほしいのが、「カクテルパーティー効果」という心理作用です!
この心理作用を理解してうまく活用すれば、情報過多のネット社会に埋もれることなく「おっ、これは他とは違って読む価値がありそう!」と、あなたのブログ記事やメールを読んでもらえるようになりますよ。
読んでくれる人が多くなればなるほど、それだけ成約に繋がる可能性も高まっていきますので、ぜひ今回の記事を参考に「カクテルパーティー効果」を活用してくださいね。
目次
「カクテルパーティー効果」とは?
まず、「カクテルパーティー効果」とは、自分に必要な事柄だけを判別して聞き取ったり見たりする脳の働きのことです。
この「カクテルパーティー効果」というユニークなネーミングは、それぞれが雑談しているパーティー会場でも、自分が会話をしている相手の声を判別できる。
つまり無意識のうちに、
- 必要な情報(自分が会話をしている相手の声)
- そうでない情報(他の場所で雑談をしている人の声)
の、取捨選択をしているという現象に由来しているそうです。
ネーミング的にはパーティー会場が代表例になっていますが、これはネット上での情報でも同じことが言えます。
あなたもちょっと思い返してみてください。
スマートフォンやパソコンで動画を見ている時、ショッピングをしている時、調べ物をしている時・・・
広告やニュースなど、自分が求めている以外の情報も沢山目に入ってくると思いますが、大抵は流し見していませんか?
しかもそれは、表示されたバナーを一つひとつクリックして最後まで丁寧に見てから「これは求めている情報じゃないな」と判断しているのではなく、パッと見で役に立ちそうか瞬時に判断して、自分には関係ないなと思ったらスルーしていますよね。
これはアフィリエイトでも同じことで、パッと見で「自分には関係ない」と判断されてしまったら、どんなに素晴らしい文章でも読まずにスルーされてしまうんです。
しかし、反対に言うと、第一印象で「これは自分に関係のある情報だ!」と判断してもらえれば、何か特別なことをしなくてもそれだけで読者さんの興味を引けるということなんです^^
この「自分に関係があるのか、そうでないのか」を判断するための材料というのはいくつか存在しているのですが、今回はその中でも実践しやすい3パターンを紹介していきたいと思います!
「カクテルパーティ効果」を発揮させる3つの方法!
ターゲットとなる人の立場や特徴を明示する
これは、ターゲットとなる人の職業や年齢、ある分野における属性などを明示するパターンです。
騒々しくて何を言っているかはっきり分からなくても、自分の名前が聞こえると「今、呼んだ?」と聞き返しちゃうことがありますよね。
これを、名前以外で個人を特定するような情報で再現するようなイメージです。
万人に当てはまるような情報では「自分が当てはまる」とは思ってもらえないので、具体的であればあるほど効果的ですよ。
例えば、上の例をさらに深堀して「昼間は会社勤めで忙しく、22時以降のニューヨーク時間だけでFXを実践している兼業トレーダーのあなたへ」などとすれば、ピンポイントで言い当てられた人が振り向く可能性はぐっと上がります。
つまり、自分事として受け止めてくれやすくなるので、記事からの離脱を防ぐ効果も期待できるわけなんです。
ただし、そのためにはターゲットとなるのはどんな人なのか、という深掘りが必要になってくるのでぜひこちらの記事を参考に取り組んでみてください。
読者さんの悩みや願望をズバリ言い当てる
これは、読者さんの考えている事を言い当てるパターンです。
悩みをこちらから提示することで、受け取った読者さんとしては「その悩みに対する解決策を教えてくれるの?」という期待に繋がります。
例えばですが、このようなアプローチになります。
このようにメールの件名やブログのタイトルなど、アフィリエイトにおける序盤のアプローチの段階で、読者さんの悩みや願望をズバリ言い当てる。
そして本文で原因や問題点を提示し、「それに対する解決策はこれです!」という流れで商品やサービスの紹介をする、という流れを作れると理想的ですね^^
そのためのポイントになるのが「共感」です。
- 「悩み」だったら、読者さんの辛さやこれまでの苦い経験に寄り添う
- 「願望」だったら、読者さんの夢を膨らませる
といったように、読者さんと対話をするような気持ちで文章を書いていくと効果的ですよ。
予想外の新常識・真実を知らせる
これは一つ前の、読者さんの考えている事を言い当てるパターンと反対で、読者さんが考えていること(信じていること)と真逆のことを言うパターンです。
読者さんがこれまで、当たり前のように感じていたことや長年信じてきたことと反対になるようなことを提示されると、「え!?そうだったの!?まだ信じられないけど、本当のところはどうなんだろう・・・?」となって、つい続きが気になるわけですね。
FXを例に実践してみるとこんな感じになります。
しかしここで注意してほしいのは、あくまでこの「新常識・真実」は興味を引くための材料だということ。
これまで長年信じてきた常識や固定概念を、メールやブログを読む数分や数秒で覆すにはそれだけの説得力が必要になります。
そのため、読者さんが納得できるだけの情報を揃えて「私個人が勝手に言っているだけではなく、ちゃんと証拠があるんですよ」ということをしっかり明示していきましょう。
また、この説得力や証拠の部分については、こちらの記事の「社会的証明」という要素が役立つので参考にしてみてくださいね。
読者が求めている情報をピンポイントで提供しよう!
情報過多の社会というだけではなく個人でも気軽に情報発信ができるようになり、アフィリエイトに取り組む人も増えました。
そのため、「競争率が高くなっているからアフィリエイトは稼げない」と言う人もいるのですが、むしろこれはチャンスと捉えるべきです。
というのも、この"情報過多"の状況では、読者さんもどの情報を選び取ればいいのか分からない状態になっているからです。
この状況であなたが読者さんが求めている情報をピンポイントで提供できると、「この人は、質の良い情報を提供してくれる人なんだ」と認知してもらえるので、他のアフィリエイターさんと比べても頭一つ抜けた存在になれるんですね。
ぜひ、あなたも、今回の記事で紹介したカクテルパーティー効果を上手く活用して、ざわつくパーティー会場のように情報が溢れている現代のネット社会でも、読者さんに耳を傾けてもらえるようなアフィリエイターを目指していきましょう!