SUCCESs(サクセス)の法則とは?6つのポイントでブログ記事の魅力を引き上げる!Webマーケティングに活用しましょう!
そんなの"超簡単"じゃないか!
いいかい?
僕がこれから教える"6つのコツ"
SUCCESsの法則を実践してみてよ!
それだけで、たちまち君の記事は大人気さ!」
—チップ・ハースが言ったかもしれない言葉より–
突然ですが、あなたはブログの記事などを書く時、どうやって「人を惹き込むような記事」を書きますか?記事の冒頭では、チップ・ハースという人物が「そんなの"超簡単"」と言いました。
ですが、ほとんどの人は、
「いやいや!人を惹き込むのなんて、そんな簡単にできるわけがない!というか、そもそもチップ・ハースって何者なんだ?」
と思ったはずです。
チップ・ハースについては後述するとして、内容は決まっていても、どうやってその内容を読者さんに伝えるか、というのを、意識しながら書ける人も少ないのではないでしょうか。
実際、記事の書き方というのは、アクセス数や別ブログとの差別化を図るためには、否が応でも工夫しないとならないものです。
そして書くのであれば、少しでも多くの人を「惹き込むような記事」であるべきなんです。
そういった記事が書ければ、自然と読者さんもファン化して「もっと読みたい!」「続きが気になる!」と感じてもらえてアクセス数が安定していきます。
ですが一言に「人を惹き込むような記事」なんて言われても、どうやって書けばいいのか、悩んでしまいますよね。
実はそんな永遠の課題に対して「簡単な答え」を見つけ出してしまった驚くべきハース兄弟の存在をあなたは知っていますか?
特に兄のチップ・ハースは、スタンフォード大学のビジネススクール教授であり、さらにGoogleやGapなどの世界的企業のコンサルティングもしたことがある、まさにマーケティングの天才とも言うべき存在です。
そんなマーケティング界の申し子のようなこの兄弟が「人を惹き込むような記事」を誰でも簡単に書けるようになる法則を教えてくれました。
それが「SUCCESs(サクセス)の法則」。
ということで今回は、そんな「惹き込むような文章」を書くのが苦手な方のために、文章を書く上で、意識すべきSUCCESs(サクセス)の法則についてご紹介していきます!
目次
SUCCESs(サクセス)の法則6つのポイント
ハース兄弟は、6つのポイントを意識するだけで、読者さんの心を惹き付けることができるとしていて、それを次のようにまとめています。
- Simple:シンプルである。
- Unexpected:意外性がある。
- Concrete:具体的である。
- Credible:信頼性がある。
- Emotion:感情に訴える。
- Stories:物語がある。
これらの頭文字をとって、SUCCESs(サクセス)の法則、と呼びます。
ここまで読み進めていただいて、「なんだか難しそうだなぁ…」そう感じてしまったかもしれませんね。
でも、どうかご安心ください。
ハース兄弟からすれば、
「人を魅了する方法なんて"超簡単"!」
「その通り!僕らのサクセスの法則、これさえあれば、小学生だって大人顔負けの凄い文章が書けてしまうようになるんだ」
というような内容なんですね、彼らが本当にこんなことを言っていたかは、分かりませんが…^^
しかし、本当に難しい話ではなくて、意外とシンプルな仕組みなんです。それでは、具体的にそれぞれの項目をどのように活かしていくのでしょうか?ここからはその活用方法をご紹介していきます。
Simple(シンプル)
言葉の通り、単純でわかりやすい説明を行うことで、読者さんにすんなりと内容を理解してもらうことが、まずは一番大切!ということですね。
この大原則を怠ってしまい、非常に難解な単語を使ってしまうと、読者さんは読みづらさを感じて、もっと分かりやすく書いてある別のブログ記事を探しにいってしまうかもしれません。
そのため、読者さんが知らない言葉や単語、聞きなれない言葉は、極力使わないようにしましょう。さっそく具体例をご覧ください!
原文:体の水蒸気を吸着して発熱する繊維と、何重もの空気の層で熱を逃さない
改善文:自動的にずっと暖かい
原文のように難しい言葉を並べて説明しても、頭の中にスッと入ってきませんよね。
その点、「SUCCESs(サクセス)の法則」に従ってシンプルに改善したことで、短く、そして誰にでもイメージできる言葉で表現できました^^
このように、説明する上大切なのは、詳細な情報、というわけではなく、シンプルでイメージしやすい言葉を使うことなのです!
ただ、内容的に難しい言葉を使わなければならず、記事の中でもちゃんと説明をしているなら別ですよ。
Unexpected(意外性)
読者さんに興味を持ってもらうために、意外性のあるポイントを用意しましょう。意外性は、人間の記憶により深く刻まれます。
これは記事に限らず、ドラマや映画に小説、なんにでも言えることですが、予定調和に進むものはとても退屈です。
大切なのは「あっ!」と驚くような意外性。
難しく考えなくても大丈夫です。実はあなたも「意外性のある」ものにたっぷり触れてきているので、その具体例も紹介しますね!
- 想像を超えるほど多機能で高性能な商品なのに、ネットならワンコインで手に入る
- コロナ禍の自粛で売上が落ちると思ったら、出前で繁盛して、先月より売上アップ
良い物は高いというイメージがあったり、コロナ禍のような世界的に経済ダメージを与えた事象の時は、誰もが経済的に困っていた、という先入観がありますよね。
今回の例文では、そんな先入観を逆手にとった文になっていて、意外性で読者さんを惹き付ける効果があります!
Concrete(具体的)
記事を書く上で、その内容に具体性を持たせることも大切で、具体性というのは説得力に直結します。
説得力というのは、人を動かすために絶対必須な要素のひとつであり、この説得力を増すのが具体的な事例や数値のデータとなってきます!
ただ、気を付けなければいけないのは、ただ正確な数値を伝えれば良い、というわけでもありません。もっとも良いは「具体例」を提示してあげることです。
そもそも具体例がないと読者さんもイメージが湧かずに、せっかく書いた記事も「なんだかよく分からないや」となって読まれなくなってしまうかもしれません。
せっかく書くなら、具体例を提示して伝わる記事を目指しましょう!
原文:この公園は、18.8ha(ヘクタール)もある!
改善文:この公園は、東京ドーム4つ分の広さがある!
今回の原文のように、正確な数値だったり、ヘクタールのようなイメージし辛い面積の単位で説明されるよりも、東京ドームを使った表現の方が、原文よりも正確性は下がってしまいますが、何となくでも広さがグッとイメージしやすくなるのではないでしょうか^^
Credible(信ぴょう性)
どんなに頑張って書いた記事も「なんだかウソ臭い内容の記事だなぁ」と読者さんに思われてしまうと、その記事だけでなく、ブログ全体の信頼度が下がって、それ以降は読まれなくなってしまう可能性があります。
つまりどんなに良い記事であったとしても、そこに信ぴょう性がなければ、読者さんには受け入れてもらえない、ということです。
では、この信ぴょう性というのは、どのように提示していけばいいのでしょうか?
答えとしては「読者さんに信頼してもらえるような情報」を伝える ことです。
「誰が言ったこと」「こういう根拠だから」といった部分が伝えられないと、書き手の机上の空論みたいな文面になってしまい、途端に「ウソ臭い」内容になってしまうわけですね。
つまり、第三者の意見を加えることで、記事に信ぴょう性を持たせるわけです!そしてこの第三者は誰でも知っているような「権威のある人、会社」の名前を出すことです。
実は、今回の記事でもさりげなくその権威性がでています。答え合わせは、具体例でしてみましょう。
- チップ・ハースがなぜ凄いのか?なぜなら彼は、スタンフォード大学のビジネススクール教授であり、さらにGoogleやGapなどの世界的企業のコンサルティングもしたことがあるから
- このサスペンス映画は凄いんだ!なぜなら、アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、脚本賞と、たくさんの賞をとっているから
何かを説明する上で、Google、Gap、アカデミー賞、そしてスタンフォード大学、のような誰もが知っていそうな権威性をチラつかせることで、読者さんは無意識に「なんか凄い!」と思い込んでくれるようになり、自然と説得力が増すようになりますよ^^
Emotion(感情に訴える)
これまでのようにどんなに具体例を挙げても、どんなに実際の数値を見せつけても、それだけで人間の感情が動くか、というと、そんな単純なものではありません。
「数字や前例なんか関係あるか!」という方もいます。
つまり、論理もデータも関係なく、人の感情を動かす何かが必要なのです。
人の感情を動かすためには、
- 幸せ・幸福感を感じる
- 恐怖を感じさせる
- 共感させる
- 自信・自尊心をくすぐる
といった内容を組み込むことで可能です!では、具体例で見ていきましょう。
原文:ナイル川の水が干上がった、310万平方キロもの土地にアフリカ最貧国6カ国
改善文:スーダンのエバちゃん(10歳)は毎日20キロ離れたところに水をくみにいく
今回の原文では何が伝えたい内容なのか、いまいち伝わってきませんし、説明的すぎます。
ですが、改善文では「可哀想・悲しさを感じる」内容がスーダンちゃんの境遇を通して伝わってくる文章になっています。
この場合、スーダンちゃん可哀想!何か自分にできることはないのか!と読者さんの感情を動かすことに成功しやすい例と言えますね。
Stories(物語性)
人は、一度にたくさんの情報を記憶することはできません。
ですが、その情報が全て1つのつながりをもったストーリーになっていると、人を惹き込みやすい文章や記事が書けるようになります。
この最後の項目、物語性とは、まさにそのことで、ストーリー仕立ての紹介をすることで、その記事が読者さんの心に残りやすくなったり、感情移入をさせることができたりするのです。
広告での例で言えば、auのCMの「3太郎シリーズ」ソフトバンクのCMの「白いお父さん犬シリーズ」も自社のサービスをストーリーに載せて伝えている典型的な例です。
正直、携帯電話やスマートフォンとはまったく関係ない内容なのですが、ちょっとしたストーリーがあるだけで、印象に残ったり、誰かに話したりしたくなる「物語性」を持たせた成功例と言えるでしょう。
つまり、開発秘話など、話せるストーリーがなくても、こじつけでもいいから自分なりのストーリーを加えてあげるだけで、読者さんの心を惹き付けることはできる。ということなんですね^^
では、さっそく物語性の具体例をご覧になってください。
原文:2人の創業者が出会い、主要都市間を直接結ぶ近距離航空会社を思いついた
改善後:2人の創業者はナプキンの裏に3つの丸と都市名、それを結ぶ線を描き、近距離航空会社のビジョンを思いついた
ただ事実を伝えると何のことのない内容でも、その時のちょっとした出来事を加えたり(今回の場合、ナプキンの裏に~といった内容)、そういった事がなくても事実と乖離がない程度に創作で付け加えてみたりしてみるのもひとつの手ですよ。
それだけで一気に人を惹き込む魅力的な内容になります。
ここまでがSUCCESs(サクセス)の法則の具体的な活用法となります。
この6つのポイントを全部意識しなくても、どれか1つ、あるいは、複数をしっかりと意識して記事を書ければ、それだけで、読者さんの感じ方は変わってくるでしょう!
これは私の想像ですが、ハース兄弟も、お互いに文章を見せあってこのSUCCESs(サクセス)の法則を元に添削しあったりしたのではないでしょうか?
兄さん、この企業を" サステナビリティさせられないと “、この市場は " シュリンクが進む “ よ
チップ:
つまり、この企業が" 営業を続けられないと “ 、市場が " 縮小する “ だね?
ダン:
ああ、そう言ったじゃないか。
チップ:
確かに。でもそれは僕には伝わったけど、その言葉を知らない人には、何を言っているのかまったく伝わらないよ。
今のダンの言葉には SUCCESs(サクセス)の法則の1.シンプルであること。
が、抜けていたんだ。大切なのは、誰にでも伝わる簡単な言葉を使うこと。
きっとこんなやり取りがあったりしたかもしれませんよね。
このように、サクセスの法則を意識しただけでも、こんな風に改善すべきポイントが浮彫になるわけです。
そういった部分をドンドンSUCCESs(サクセス)の法則に当てはめて改良を加えていけば、さらに読者を魅了する記事へと生まれ変わっていくでしょう!
SUCCESs(サクセス)の法則のまとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
SUCCESsの法則を意識することで、もっと明確に読者さんに対して効果的なアプローチが行えます。
淡々と記事の紹介をするのではなく、読者さんの興味を引ける文章のコツを意識して書けているかが重要です。
その意識が無意識にできるようになれれば、読者さんがどんどんあなたの記事に夢中になるようになり、アクセスも自然と向上していくでしょう^^
先ほども書きましたが、いつでもこのSUCCESsの法則に、ガッチリと合った内容を書くのは、難しかったりします。
ですが、いくつか満たすことは絶対にできるので、まずは、1つ、次の記事では2つと、どんどん追加しながら、読者の心を掴む記事を量産していきましょう!