面白い文章の書き方(パターン)は3つだけ!ブログに人が集まるテクニック教えます。

ライティングコピーライティング, セールスライティング, ブログの書き方, 心理学, 集客率UP

先日、ある有名なアフィリエイターさんとお会いしたときのこと。どうやら最近はスランプ気味なのだそうで、色々なお悩みを打ち明けてくれました。特に彼が悩んでいたのは、「面白い文章が書けない」という問題です。

もちろん私たちは小説家ではないので、面白い文章なんてなかなか書けないですよね。それに、アフィリエイトは成約に誘導することが一番大切なので、無理をして「面白くする」必要はないのではと思っていましたが、このようなお言葉が。

やっぱり面白いブログに人は集まる。私はその事実に背を向けて、小手先のテクニックや文章構成術にばかり頼ってしまった。でもそれでは、面白さは出せないんです。そして面白さがなければ、文章も読んでもらえることもなく、成約にも繋がらないことを実感しました。」

私は思わずハッとしました。自分にも、心当たりがあったからです。あなたもブログの記事やステップメールを書いていて、このような感覚に陥ったことはありませんか?

・何を書いてもつまらなく感じてしまう
・こんなもの誰が読むんだろうと本気で考え込む
・急に自分の文章に自信がなくなってしまう
・「書いては消し」を繰り返している

そう、いくら商品コンセプトを理解していても、どんなにターゲットを絞っていても、そもそも文章がつまらないのであれば読者さんに響くことはないんですね。また、自分の文章に自信がなくなると、アフィリエイトを続ける意欲そのものまで失ってしまいかねません。

「なんでもいい。面白い文章をカンタンに書くコツはないだろうか?」

わかりました。お教えましょう。

それは、面白い文章の「展開」3パターンを追求することです。

これまでライティングの分野では語られなかった概念なので、初めはとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ、最後までお読みくださいね。

人間が「面白い」と思う展開は3パターンだけ!

人間が「面白い」と思う展開は3パターンだけ!

展開とはずばり、「このあとどうなるのか」です。小説や映画では、伝統的に展開の重要性が説かれてきました。しかしそれはあまりに感覚的なものであるため、小説家や脚本家にしか分からない「クリエイティブな世界のもの」として敬遠されてきたんです。

そう、これまでも私たちは、「小説家のような文章が書けなくても」という言い回しに逃げてきました。その代わりに、テクニックや構成術といったシステム化された技術を身に付けることで言い訳をしていたんです。

でも、大丈夫。
人が「面白い」と感じる展開は、実はたったの3パターンしかありません。

①予定調和
②どんでん返し
③逆説

この3パターンを覚えるだけで、なんとあなたにも小説家のような面白い文章が書けるようになってしまうんです。
つまり、読者さんを惹き込む、読んでいて楽しい文章を作れるようになる、ということですね。
それでは各パターンの解説と、それがアフィリエイトの文章にどう活かせるのかという具体例をご紹介していきますね。

予定調和

予定調和とは、以下のような公式にあてはまるものです。

受け手の期待=送り手の展開

つまり、受け手が望むような展開を素直に提供してあげることが予定調和にあたります。ここでは、特撮の戦隊ヒーローものを考えてみましょう。

①平和な地球に敵が攻めてくる
②ヒーローが出動して戦い、敵を倒す
③敵が巨大化してさらに強くなる
④ヒーローも巨大ロボに乗り込み、敵を倒して一件落着

戦隊ものはこのお約束の展開をそれこそ何十年も繰り返していますが、飽きられることはありません。それはこの様式美が、視聴者に支持されているからです。言うなれば、視聴者が望んでいる展開をそのまま提供しているからこそ満足感があり、「面白い」と思ってもらえるんですね。『サザエさん』も『名探偵コナン』も、『水戸黄門』も同じです。毎回決まった展開があり、それを受け手は楽しみにしているんです。

予定調和:アフィリエイト編

アフィリエイトで予定調和の魅力を活かすときは、商品の紹介を心待ちにしている層をターゲットにして文章を書くと効果的です。この場合読者さんは、「悩み事があるんだけど、解決してくれる商品はないかな」と期待しながらあなたの記事を開きます。したがって、その期待に応えてあげるだけで面白みを感じてもらえるんです。

例)
こういうお悩みはありませんか?

それを解決するのがこの新商品なんです!

この商品を使えば、こういうベネフィットが得られますよ!

もちろん、使っているうちに不具合も出てくるのですが・・・

それを上回るだけのメリットにあふれた商品なのでぜひチェックしてくださいね!<商品リンク>

これは結局、普段あなたが行っているアフィリエイトの流れそのものですよね。ですから予定調和については、あなたが新しく覚えることはあまりないかもしれません。この展開のデメリットとしては、流れがテンプレ化しているので、アフィリエイトの記事であることがすぐに見抜かれてしまう点です。つまり冒頭で「なんだよくあるアフィリエイトか」と思われてしまって、読んですらもらえないことも多々あるということです。
しかし、王道の流れでもあるので、アフィリエイトそのものを知らなかったり、あまり知識を持っていない方に対しては、非常に有効的なテクニックといえます。

どんでん返し

どんでん返しは、以下の公式に当てはまる展開です。

受け手の期待<送り手の展開

こちらは予定調和と違って、受け手の期待を裏切るような展開に持っていくものです。ここでは、2時間サスペンスを例に取りましょう。

①殺人事件が発生して犯人探しが始まる
②怪しい人物がどんどん登場する
③一番怪しかった人が、なんと殺されてしまう
④実は犯人は、一番目立たない人だった

このように、話の流れを読めないようにして惹きつけておき、常に予想外の展開で視聴者の期待を裏切り続けるのがどんでん返しの手法です。真実をひた隠しながら進んでいく展開は、視聴者に大きなストレスを与えます。その蓄積されたストレスが、「実は親子だった」、「実は黒幕だった」、「実は殺人ではなく自殺だった」などの真相解明によって一気に解放されたとき、人は爽快感とともに「面白さ」を感じているんです。

どんでん返し:アフィリエイト編

この展開をアフィリエイトで使うときは、商品の具体的な紹介をしてはいけません。なにかすごい商品があると匂わせながら、期待をどんどん高めていって、リンクを踏んでもらうという流れになります。これは、「何か面白いサービスや商品の情報がないかな」と考えている読者さんをターゲットにするとうまくいきます。要するに、切実な悩みがあるわけではないけど、とりあえず情報収集がしたいという読者さんへの記事に向いています。

例)
なにかとんでもない商品が発明されたらしいです!

詳しいことはわからないのですが、どうやら○○に役立つ商品なのだそう!

タレントの××さんも絶賛しているようです!

勘のいいあなたは、「△△じゃないの?」と思いましたよね?

残念でした。実はこれなんです!<商品リンク>

こちらも、あちこちで見たことのある様式ではないでしょうか。どんどん期待を高めていって、色々な想像をさせておいてから、最後に「いいえ、これなんです」と裏切る。それから商品リンクを踏んでもらって、本当の答えを見せるわけです。この展開も短期間なら効果的ですが、もちろんデメリットがあります。それは、誘導された商品がイマイチだったときに、結局は読者さんのストレスが溜まるということです。「なんだよ大袈裟に書きやがって、大した商品じゃねーじゃんッ!」と思われると、その読者さんは今後あなたの記事を読みたくなくなってしまうということですね。
ただ、興味をギリギリまで引いて商品リンクを踏んでもらうこの方法は、読者さんを引きつけやすいテクニックとなりますので、まずはリンクを踏んでもらいたいという時に、使っていくと良いかもしれませんね。

逆説

古代ギリシャには、「テセウスの船」という有名なエピソードがあります。

・ある木造の船が古くなってきたので、部品を交換することにした。
・やがて他の箇所も傷んできたので、少しずつ部品を新しくしていった。
・最終的には、全ての部品が入れ替わった。さて、この船は最初と同じ船と言えるのだろうか?

いかがでしょう。とても不思議な話なので、ついつい考え込んでしまいますよね。たったこれだけの文章ですが、思わず興味を惹かれてしまったのではないでしょうか。これが「面白さ」を生む、逆説の展開の力です。最初のうちは、「部品を交換したって、船は同じだよ」と読者さんは考えています。ところが話の最後になると、「あれ? 部品が全部入れ替わったら、同じ船とは言えないよね?」と混乱してしまうわけです。そこにある感覚のギャップが大きいからこそ、予想外の面白さが生まれているんですね。

逆説の展開の要点をまとめると、

・読者さんの想像している結末へ向かって、
・読者さんの想像しているような流れで語られるのに、
・なぜかギャップのある、予想外の結末になる

ということです。

逆説:アフィリエイト編

逆説の展開は、「どうせどうでもいいものを売り込まれるんだろうな」と考えている消極的な方や、「絶対にアフィリエイトには引っかからないぞ」というリテラシーの高い読者さんでも、文章にぐいぐいと引き込んでしまう力を持っています。ただ、いきなり逆説的な文章を書こうとしても最初は難しいので、ここではあなたでも簡単に試せるアフィリエイト文章の例をご紹介しますね。

例その1)
もうアフィリエイトなんてやめようと思っていました

どんなにいいものを紹介しても、「どうせステマだろ」と一蹴されてしまうからです

例えばこの商品も、こういうメリットがあるのに信じてもらえませんでした

こういうベネフィットがあるのに、わかってもらえませんでした

でも一生懸命紹介しているうちに、自分は本当にこの商品が好きなんだなと実感していたんです<商品リンク>
例その2)
この商品を知ったとき、私は馬鹿にしていました

だから、どのくらいダメな商品であるかをあなたにも教えてあげようと思ったんです

自分が使ってみて感じたのは、○○なところや××なところ(メリット)

「おや?」と感じて使っているうちに、だんだん気に入って手放せなくなってきました

だから今となってはもう、誰にも教えるわけにはいかないんです<商品リンク>

このように、まさか商品を売り込まれるとは思わないような否定的な冒頭から始まり、気が付けばその魅力をたっぷりと伝えているという展開が、逆説の一番簡単なパターンです。逆説のアフィリエイト文章を作るコツとしては、以下のようなポイントがあります。

1.ストーリー性を持って書く
2.売り込むつもりはない、と分からせておく
3.商品のメリットは淡々と伝える
4.最初と最後で、書き手自身の商品に対する想いに変化が出てくる

ただ、いきなりこれらを考えながら文章を書くのは難しいので、まずは上に挙げた2つの例に当てはめて書く練習をするとよいでしょう。逆説の展開のメリットは、興味を持って面白く読んでもらえることと、感化された読者さんが長期的なファンになってくれやすいということです。またデメリットとしては、ガンガン売り込むわけではないので、短期的な成約にはつながらないかもしれないという点があります。
しかし、売り込まれていると読者さんに感じられにくいことや、一見批判しているような文章から始まるため、興味を持たれやすいのは確かです。ここぞのいうときの、必殺技として使ってもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?
どれほど一生懸命書いた文章でも、読者さんにとって面白いものでなければ途中で離脱されてしまって、成約にはつながりません。文章の面白さを生み出しているのは、3パターンの「展開」です。

・予定調和は、すでに切実な悩みを抱えていて解決策を探している読者さん向け
・どんでん返しは、刺激的な商品やサービスに興味のある読者さん向け
・逆説は万人向けですが、中でも教養があって難攻不落な読者さんには効果的

これまでご紹介してきた数々のライティングテクニックや構成術に加えて、この「展開」を意識することで、あなたの文章は見違えるように面白くなります。読者さんはあなたの記事やメールを心待ちにするようになるので、高い成約率や報酬のアップにつながることはもう間違いないでしょう!ぜひ、この3つのパターンをご活用くださいね。

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。