商品が売れないのは「選択のパラドックス」が原因!?選択肢が多いとダメな理由と対策を解説

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あなたは1つのアフィリエイト記事の中で、たくさんの商品を紹介していませんか?

人間は選択肢が多いと、考えることを止めてしまうと言われています。選択肢が多いと、考えることに疲れてしまうんですね。このような心理効果を選択のパラドックスといいます。

そこで本日は選択のパラドックスから起きる3つのデメリットを紹介させていただきます。いまだからこそアフィリエイト記事を書く上で大切なことを書いておりますので、最後までぜひご覧くださいね^^

選択のパラドックスってなに?

選択のパラドックスとは、心理学者バリー・シュワルツさんが提唱する、選択肢が多ければ多いほど、人は不幸を感じやすくなってしまうという心理作用です。

例えば以前、マケチャン記事で「【効率アップ】おすすめWordPress優良プラグイン5選~アフィリエイト初心者向け~」について書かせていただきましたが、プラグインは探せば途方もない数の種類がありますよね。

あなたも、WordPressのプラグインはどれを使えばいいんだろうと、ネットで検索したことはありませんか?結果、様々なプラグインが出てきてしまい、「もういいや」とあきらめてしまった経験があるのではないでしょうか。その「もういいや」は、選択肢が多すぎるからこそ起きる、心理作用だということです。

選択肢が多い事の3つのデメリット

3つのデメリット

無力感が生まれる

例えば、あなたがアフィリエイトを勉強しようと本屋さんに行き、52冊のアフィリエイトに関する本があったとします。最初は「種類が沢山あってどれから学ぼう」とワクワクするのではないでしょうか。

しかし、どんな内容なのか、中身を1冊1冊確認していると「どれも大切だと思うけど、全部買うわけにはいかないし、考えるのがめんどくさい!」と、何も決断せず購入を先延ばしにしてしまう。

このように、欲しい気持ちはあるのに、決断を先延ばしにしてしまった経験はございませんか?

決断を先延ばしにしてしまう代表的な例が、シーナ・アイエンガーが実験した「ジャムの法則」です。高級スーパーマーケットを舞台に行った実験で、「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証するというものでした。

実験の内容は、6種類のジャムと24種類のジャムを別の日に商品棚に展示し、さらに試食会を行えば24種類のジャムを置いた時の方が、6種類のジャムを置いた時より売り上げがあがるのではないか?という実験でした。

しかし、思わぬ結果になってしまいます。
  
 
試食した人の割合

●6種類のブース→買い物客の40%
●24種類のブース→買い物客の60%

購入した人の割合

●6種類のブース→30%の人が購入
●24種類のブース→3%の人が購入
  

24種類ジャムを置いた時の方が、試食の割合は多いです。しかし、購入した比率が多いのは6種類だけジャムを置いた時だったんです・・・!比較すると、24種類のジャム置いた時よりも、6種類だけ置いた時の方が10倍も購入した率が高いという事が実験結果からわかります。

このことからも、多すぎる選択肢は決断する気持ちを邪魔してしまうことが考えられますよね。

満足度が下がる

あなたは選択肢が複数ある場合、選ばなかった選択肢の良いところを想像してしまうことはありませんか?

例えば定食屋さんに行って、周りの人が頼んだものをみていると「あれも美味しそう、あっちも美味しそう、自分が選んだのは正しかったのかな・・。」と思ってしまう心理状況と近いものです。

選択肢が多いと「あっちにすればよかったな・・・」と、自分の決断に対して疑念と後悔が生まれてしまい、自分が選んだ定食も美味しいのに、結果的に満足度が下がってしまうんです。

期待値が増えすぎる

選択肢が多いということは「比較する対象が多い」ということになります。

例えば明日までに、スーツを用意する状況になったとしましょう。以前であれば自分のサイズに合い、好みの色があればいいぐらいの期待値だったかもしれません。

しかし最近では、防寒、家で洗えるスーツ、アイロンいらず、上質な素材なのに丈夫、など優れたものが多くなっております。たくさんある機能性から、自分にとって最高のものが選べるとなると、スーツに対する期待値がどんどん高くなりますよね。

それと同時に、スーツに対する以前までの期待値が失われ、別のスーツを見た時にも、このスーツにはどんな良い機能があるのかと、期待値がとても大きくなってしまうんです。そして、膨れ上がった期待値どおりのスーツを手にしても、もっと完璧なスーツがあるのではないかという気持ちになってしまうんです。

選択のパラドックスを解決するには

解決策
  
 
「たくさんの選択肢があれば満足度は高まる」という考え方は、選択肢があまりに少なかったからこその考え方だったのかもしれません。今はモノで、サービスで、溢れかえっています。

たくさんの選択肢は、

・無力感が生まれる=選択することが大変
・満足度が下がる=選択に疑念と後悔が生まれる
・期待値が下がる=比較するものが増えすぎる

という3つのデメリットを生んでしまいます。

たくさんの商品を1つの記事で紹介してしまうと、決断することも、満足感も、期待値を超えることもできなくなってしまいます。アフィリエイト記事を書く際は、「これがおすすめなんです!」という強い気持ちで、1つもしくは比較する意味で2つの商品に絞って紹介する記事を作成しましょう。

そうすることで選択肢を減らし、読者さんにも購入の決断をしてもらいやすくなり、あなたのサイトやブログアフィリエイト収益をさらにアップすることができるでしょう!

それでは本日も、最後までご覧いただきありがとうございました^^