3C(5C)分析の目的とやり方とは?成約率を上げるマーケティング戦略を徹底解説!

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3C(5C)分析の目的とやり方とは?成約率を上げるマーケティング戦略を徹底解説!

アフィリエイトの成約がなかなか上がらない時、あなたはどんな対策をしていますか?

アクセス数アップのためにSEO対策を施したり、ブログデザインをテコ入れしたり、様々な手段を考えますよね。

しかし色々なテクニックを試すことも大切ですが、アフィリエイトで成約を上げるために最も重要なのは、明確な狙いを持った施策です。

そこで本日は、誰でも簡単に的確な施策を考えられるマーケティング手法の『3C分析』をご紹介します!

これを使うことで、アフィリエイト初心者の方でも読者さんの心に響きやすいブログ記事が書けるようになり、成約率を跳ね上げることができるでしょう^^

また、最近では3C分析に2つの要素が加わった『5C分析』というマーケティング手法も流行っているので、そちらも合わせてお伝えいたします!

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

3C(5C)分析とは?

3C(5C)分析とは?のイメージ

3C分析とはビジネスにおいて市場環境を分析するマーケティング方法の1つです。

  • Customer(市場・顧客)
  • Competitor(競合)
  • Company(自社)

この3つの頭文字をとって3C分析と呼ばれているんですね^^

そして、5C分析とは、

  • 中間顧客(Customer)
  • 環境社会(Community)

上記の2つの要素が加わったものです!5C分析については、後ほど詳しく解説しますね。

まず、この3C分析は元マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントの大前研一氏が、著書の「ストラテジック・マインド」にて発表した以下の発言が元になっています。

およそいかなるときも、経営戦略の立案に当たっても、
三者の主たるプレイヤーを考慮に入れなければならない。

すなわち、当の企業=自社(Corporation)、
顧客(Customer)、競合相手(Competitor)の三者である。

※出典:ストラテジック・マインド―変革期の企業戦略論(プレジデント社)

このように提唱したことから広まり、今では成功している企業は必ず実践している重要なフレームワークとなりました。

例えばこの3Cの成功事例として、掃除機で有名な「ダイソン」が挙げられます。

世界中、様々な企業が掃除機を出しているなか、吸引力といえばダイソンと連想することができますよね。

これは”圧倒的な吸引力とおしゃれなデザイン性”という点で市場や顧客のニーズに応えつつ、他社との差別化に成功したからなんです。

成果を上げている企業を思い浮かべていただくと、市場(顧客)、競合、自社の比較、つまり3C分析が徹底的に行われていることを実感できると思います^^

またアフィリエイトで成果を出せている方は、じつはこの3C分析を網羅できているんです。

3C分析とは知らず無意識的に行っている方と、意識的に行っている方の2パターンが存在しますが、結果を出している方は共通して、この3C分析を元にブログを構築していますよ。

ブログアフィリエイトで成功するためには、間違いなくこの3C分析は欠かせません!

ここからは、そんな3C分析について具体的に説明していきますね^^

3C分析

この3C分析をよりイメージしやすいようにイラストで表すと、以下のようになります。


3Cのイメージ

このように相手、ライバル、自社=自分の3者間の関係が見えると、狙いを持った戦略が立てやすくなりますよね。

ブログアフィリエイトでいうと、まずは自分の強みだったり扱っているテーマを把握することが重要です。

そして、競合となる他のアフィリエイターさんがどんなブログ記事を書いているのか、読者さんはどんな情報を知りたがっているのか、こういった面から分析していきましょう。

5C分析


5Cのイメージ

3C分析に加えて、「中間顧客」「環境社会」の2つの要素も掛け合わせた分析方法を『5C分析』と呼びます。

近年ではより綿密な戦略を計画できることから、3C分析よりも主流になってきています。

5C分析を図式化すると以下の通りです。

このようにビジネスやアフィリエイトを取り巻く環境を、より詳細に把握できるようになります。

3C分析の目的

3C分析の目的のイメージ

ブログアフィリエイトでは、

  • 読者さん
  • 他アフィリエイターさんの記事
  • あなた

この3Cから成り立っていますよね。

これらの関係性を明らかにし、外的要因である「読者さん」と「他アフィリエイターさんの記事」と、内的要因である「あなた」を照らし合わせていきます。

このように細かく分けて考えると、自分の強みや弱み、そして読者さんのニーズが明確に把握でき、どういう記事を書けばいいのか、把握することができます。

例えば、なかなか成約率が上がらないとき、なぜ伸び悩むかということだけ考えても改善することは難しいですよね。

そんな時に3C分析を行い、

  • 読者さんが知りたい内容なのか
  • 他のアフィリエイターさんはどのような対策やオリジナリティを出しているのか
  • ライバルに対して自分はどのように動いているのか

これらを客観的に判断し、成功要因を導き出していくことができます。成功要因がわかれば、あとはそれに従い方向性を決めていくだけです^^

それでは1つ1つの要素を細かく見ていきましょう!

Customer(市場・顧客)とは?

Customerとは市場や顧客を意味し、それらを分析することです。ブログアフィリエイトでいうと読者さんにあたりますね。

ただ3CにおけるCustomerは読者さんだけではなく、市場も含みます。したがって単純に読者さんだけを分析するのではなく、扱うテーマ自体も分析する必要があります。

例えば、FX教材をアフィリエイトするなら、そのFX教材も分析の対象となりますよ。

ちなみに3C分析では、まず市場・読者さんを分析することから始めます。そもそも、それらが分からなければ、自分の強みや弱みなんて分かりませんからね。

なので、まずはあなたのブログ記事のターゲットとなる読者さんと、扱うテーマを分析していきましょう。

もし、ターゲットの選定方法や、より細かくターゲットを想定したペルソナの設定方法が分からない方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

Competiter(競合)とは

Customerとは競合を意味します。ブログアフィリエイトでいうと、あなたのライバルとなる他のアフィリエイト記事のことです。

アフィリエイト報酬を狙っているのは、あなただけではありません。

あなたが月に5万円、10万円と報酬を稼ぐためには、競り合う相手がどの記事で、どんな価値を提供し、どのような戦略を持って、どれぐらいの成果を上げているか知る必要があります。

後ほど詳しく解説しますが、このようなポイントから競合の強みや弱みを導き出すことが競合分析になります^^

Company(自社)とは?

最後に分析するのがCompany(自社)です。ブログアフィリエイトでいうと「自分」、つまり「あなた自身」のことになります。

この自己分析は、これまでの市場・読者さん調査、ライバル調査のまとめ、となるものです。

自分がライバルよりも優れている部分はないか、読者さんにオリジナルの価値を与えることはできないか、これらを考えていきましょう。

自分を客観視することは難しいかもしれませんが、これができると「狙いを持った施策」が打てるようになるので、ぜひ取り組んでみてくださいね!

5C分析の場合は2つの要素が追加される

2つの要素が追加されるイメージ

それでは次に、最近の主流である5C分析についても説明していきます。5C分析には主に2つの要素が追加されています。

3C分析よりは労力がかかりますが、より細かく分析をすることができ、精度の高い施策を考えることができます。

Community(地域社会)

Communityとは文字通りコミュニティのことで、ここではターゲットが置かれている環境を指します。

ブログアフィリエイトでいうと、読者さんを取り巻く社会状況のことを言いますよ。

例えば新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の高まりや、働き方改革により副業の必要性が上がってきたことなど、読者さんが今どういう環境で生きているのか、を分析することです。

このような外的要因はたくさんありますが、どれも自分ではコントロールすることはできません。

なので、大きな影響を与える要素を洗い出し、その動向や変化の兆候を見逃さないようにこまめにチェックしましょう。

そして、その時の環境に合わせた記事を書くことが、アクセスアップにも大きく繋がるので、ぜひトレンドを意識することは忘れないでください。

Consumer(中間顧客)

そして最後に紹介するのは、Consumeと呼ばれる中間顧客についてです。

「あれ、最初に書いてあったCustomerと同じ意味じゃないの?」と思った方もいるでしょう。

意味的にはほぼ同じですが、この場合は流通業者さんなどの自分と消費者の間を仲介する協力者や取引先を指します。

ブログアフィリエイトでは特に意識する必要はないので、ここでは覚えなくて大丈夫です^^

会社規模でビジネスを行う場合は把握しておく必要はありますが、個人レベルで使う場面はそうそうないでしょう。

また、ここまで5C分析も含めて紹介しましたが、ブログアフィリエイトで成功するためには、3C分析さえ押さえておけば十分です!

余裕があったら5C分析を行うのも良いかもしれませんが、まずはマーケティングの基本にもなっている3C分析をしっかりとマスターすることを優先しましょう^^

3C分析実施の注意点

3C分析実施の注意点のイメージ

3C分析はとてもシンプルなマーケティング手法ですが重要な注意点が1つあります。

それは市場・読者さん→ライバル→自分の順番を守ることです。

最も取りかかりやすい自己分析から3C分析を始めてしまうと、実は見落とすポイントが出てくる可能性があります。

なので、鉄則として必ず読者さんや市場から分析していきましょう!そして分析する際は、以下の2つに留意してくださいね。

【事実のみを収集する】

イメージだけで判断するのではなく、客観的な情報を集めましょう。

例えば、男性=スポーツカーが好き、と決めつけるのではなく、「男性の中でも何歳以上が車好きなのか」「実際に売れている車種は何なのか」などの根拠のある事実が分析の精度を上げてくれます。

【素早く変化をとらえる】

市場の分析では特に、これまでとこれからの変化に着目することが肝心です。

身近な例でいうと、ここ1年で「リモートワーク」や「巣ごもり需要」という新しい価値観が生まれ、それが私たちの生活に根付きました。

なので今では、まずこの新しい価値観があることを把握しなければいけませんし、この価値観に合った訴求がマストになります。

この2つを守れば、3C分析の半分は攻略できたも同然です!分析する順番は必ず守りながらも、上記2点に留意していきましょう^^

3C分析の方法と手順

3C分析の方法と手順のイメージ

それでは3C分析の具体的な手順についてお伝えしたいと思います。

「読者さん・市場」「 他アフィリエイターさんの記事」「あなた」それぞれの観点から解説していきます!

まずは「読者さん・市場」から見ていきましょう。

1.読者さん・市場(Customer)

最初に分析を行うべき対象は読者さん(Customer)です。そして、押さえるべきポイントは以下の4つです。

  • 業界の市場規模
  • 市場の成長性
  • 読者さんのニーズ
  • 読者さんの消費行動・購買行動

これらを分析することで、扱う商品がどれだけ売りやすいのか、どうすれば売れるのか、把握することができます。

2.他アフィリエイターさんの記事(Competitor)

そして次に行うのが、ライバルとなる「他アフィリエイターさんの記事」の分析です。

ここでは以下の4つに注意しましょう。

  • ライバルの業界ポジション
  • 新規参入・代替品の脅威
  • 自分が特に注意すべき対象となるライバル
  • 注意すべき他アフィリエイト記事の特徴

この4つからライバルを分析することで、「どういう記事なら売りやすいのか」「どういう紹介方法が流行っているのか」を知ることができます。

その上で、自分がマネできることや強みを見つけていきましょう^^

3-3.あなた(Company)

そして最後にあなた自身を分析すること。ここでは、下記の4つに注目しましょう。

  • あなたの理念・ビジョン
  • 今の現状(売上、シェア、商品ラインナップ、戦略、など)
  • あなたの強み、弱み
  • 資金体力

こういった切り口から、ライバルとの差別化を図るための手がかりを探していきます。

自己分析はなかなか難しいかもしれませんが、ここは時間をかけてもいいので、とことん探っていきましょう!

そうすることで、あなただけの強みが見えてきますよ。

その強みこそが、あなたの独自性になり、読者さんが他の記事ではなく、あなたの記事を読む理由になります。

3C分析の事例

3C分析の事例のイメージ

さて、ここまでの説明をより理解しやすくするために、実際に3C分析を行ったサントリーの清涼飲料水「DAKARA」の事例を引用で紹介させてもらいますね!

長らく、清涼飲料水市場のシェアは大塚製薬の「ポカリスエット」とコカ・コーラの「アクエリアス」の二強でした。

その市場に参入したかったサントリーは、清涼飲料水についての3C分析を行いました。

当時、ポカリスエットもアクエリアスも“スポーツドリンク”として販売されていましたが、両者の「顧客」について調査を行ったところ「スポーツ以外の目的で飲まれてることが多い」ことが明らかになりました。

その目的が「健康」です。

そしてサントリーには子会社に「サントリー健康科学研究所」を持っており、健康の研究開発が盛んであるという強みを持っていました。

顧客のニーズが「健康」にあると確信したサントリーは“スポーツドリンク”としてではなく“飲むことで健康になる「健康飲料」”としてDAKARAの販売を始めました。

その結果として、かつての3位以下を大きく突き放し、シェア2位のポカリスエットに迫る17%ものシェアを手に入れることができたのです。

※今さら聞けないマーケティングの基礎【3C(5C)分析】とは?より抜粋:
https://infinity-agent.co.jp/lab/3c-analysis/

引用でご覧いただいたように3C分析を行うことで、明確な狙いを持った商品販売ができるようになり、アフィリエイトの成約を効率的にあげることができるのです。

3C分析をアフィリエイトで活用するために

3C分析をアフィリエイトで活用するのイメージ

ここからは、この3C分析をアフィリエイトに活用する方法を解説します。

先ほどお伝えしたように、3C分析の鉄則は「Customer」から分析することです。まずは読者さんのニーズと市場から分析してきましょう。

例えばあなたがFX教材をアフィリエイトしている場合、想定してる読者さんはFX経験者なのか、それともこれから始めようと思っている未経験者なのか、棲み分けする必要があります。

そしてFXそのものが求められているのか、世間的にどういうイメージを受けているのか、市場をチェックしていきましょう。

Customerの分析が大方終わったら、次はCompetitorの分析です。

あなたのライバルとなる他のアフィリエイターさんがどういう記事を書いているのか、どんなテーマのブログが人気なのか、細かく調べていきましょう。

人気のブログ記事特有の共通点や長所が見えてくるはずです。

そして最後に、Companyとして自己分析です。

今まで調べてきた市場や読者さん像に対して、ライバルに負けないあなたのアピールポイントはどこか、徹底的に分析しましょう^^

FXの知識でもいいですし、文章力やユーモアセンスでもなんでも大丈夫です。

あなた独自のオリジナル性を見つけて、読者さんのニーズに合った施策を計画的に試していけば、成約率は自然と上がっていくこと間違いなしです!

ぜひ実践してみてくださいね!

3C(5C)分析のまとめ

3C分析をアフィリエイトで活用するのイメージ

今回はプロも使っているマーケティング手法の3C分析についてご紹介しました。

アフィリエイト成功への1番の近道は、読者さんの理解、ライバル記事の分析、そして自己分析を徹底的に行うことです。

ポイントとして、あなたの記事を見ている人は、

  • 商品の比較や検討段階にいる
  • 情報の信頼性を大切にしている

と言えますので、上記の2点がとても重要なポイントとなります。

ぜひ今回の記事を参考に、あなたも3C分析で成約数をのばして、”稼ぐアフィリエイター”を目指しましょう^^

最後までご覧いただきありがとうございました!